第5話

「光属性は治癒魔法を使えるからいくらいても足りないのに絶対数が少ないのよねぇ」

「そうなんですか」

「マスカル先輩この後何する?」

「簡単なクエストでも受けてみるか?」

「ゆうちゃんどうする?自分としては行きたいのだけれども」

「すうちゃんがいきたいならいこう!」

「クエストを受けたい」

少し言い方がぶっきらぼうになってしまった。反省


「そうかそうか

やっぱりクエストは男のロマンだよな

だがな、まだ採集系しかクエストを受けられないんだ」

「どんな依頼がありますか?」

「やぶがらしの根っこをとるのなら代金は他に比べて高いしオススメよ?」

「それから何が作れる?」

「品質が低いポーションかしら」

「ゆうちゃんこれ受けていい?」

「いいよ

ただし私にはやぶがらしがわからないからすうちゃんが探してね?」

「やぶがらしの絵を見せてほしい」

「あら、似た草があるからわかりづらいわよ?」

「あまちゃづる?」

「よく知ってるわね!

区別して持ってきてくれれば高く買い取るわ」

「マスカル先輩行きませんか?せめて採集可能な場所まで案内をして下さい」


ゆうちゃん、交渉は頼んだ


「もちろん案内をしてあげるよ!坊っちゃん達だと、魔物が出ても戦えないだろうしね!」

「坊っちゃんじゃない」

あっ口を挟んでしまった!

「そうかそうかもう大人だもんな」

そう来たかッ

「じゃあ、坊っちゃんでいい」

「早くクエストにいきましょう?」

ナイスッ!話をそらしてくれてありがとう‼

「あ、あぁそうだな」


移動シーンは省略いたします~


「ここが門だ!

ここをとおって外に出る。この門の名前は赤門、名前の由来は赤い門があるからだ」

「そのまんまですね。」

ゆうちゃんつっこみありがとう‼

「まあな

とりあえずギルドカードを門番にだせば外に出られる。なかに入るときも同じだ。」

「あ!マスカルじゃないか!坊っちゃん達をつれてどうしたんだ?」

「こいつらは騎士団に新しく入った子達です!

ギルドに加入したので簡単なクエストを受けさせてきます!」

「わかった!後で紹介しろよ!」

「あの人は俺の先輩。後で紹介するな」

一応、ゆうちゃんと自分は頭をペコリと下げマスカル先輩についていく。


「マスカル先輩、自己紹介しませんか?

あなただけが私たちの属性を知っているのは不公平だと思うんです」

「確かにそれもそうだな

俺はマスカル・チェダー、属性は水でジョブは剣士。得物は普通の両刃剣。種族は鼠人そじん年齢はまだ121歳のピチピチの若者さ!」

「じゃあ次は私が

大熊優、属性は光と風でジョブは剣士です。得物は刀と竹刀。種族はわかりませんが年齢は15歳です」

次は自分の番。

「佐藤鈴、属性は緑と土と火てジョブは生産職。得物はない。種族はわからないが年齢は15歳」

「15歳!まだまだ幼いじゃないか?」

「気のせい」

「もうすぐで16歳です」


やぶがらしがはえてる!道をずれても大丈夫かな?


「ゆうちゃん、そこにやぶがらしがはえてるんだけれど抜かない?」

「あった?マスカル先輩!やぶがらしがあったそうです!掘るもの貸していただけませんか?」

「え?え?見つけるの早くない!?あまちゃづると間違えてない?」

「あまちゃづるは花が違うので分かりやすい」

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