第4話

「って、生産者!?なんで騎士団見習いになるの!?」

「避けるっていうスキルがあるから」

「じゃあ、冒険者ギルドじゃなくて生産者ギルドに入る?」

「いや、ゆうちゃんと一緒にいたい」

「すうちゃんとパーティーって組めますか?」

「いきなりだな…

くめるが薦めないぞ?経験値も半分づつにされるし、それだったら一緒に行動すればいい」

それはいいこと聞いた!

自分には戦闘能力がないからゆうちゃんに稼いで貰わなくては!ごめんねゆうちゃん…武器は作ってあげるから!

「すうちゃん、パーティーくもー」

「ええよー」

「パーティー契約します!」

『大熊優と佐藤鈴はパーティーを組みます』

「組めた!」

「ゆうちゃん、頑張って経験値を稼いでくれたまえ自分は武器を作る」

「じゃあ頑張るね!ところでマスカル先輩。あの肉が食べたいです。」

そう言ってゆうちゃんが指差したのは鳥の串焼き。塩焼きっぽいけれど美味しそう

「君たち切り替えが早いね…

あれは1本1ルッツだから3本で3ルッツだ」

渡された3ルッツは500円玉くらいの銀色の硬貨だった。これが1ルッツ…100円位かな?

「ほら、買ってきなよ!俺の分も頼んだぞ‼」

「わかりました!」

お店…露店に行くと、おやっさんが肉を売っていた。近くでみるとなかなかボリュームがありそう。

「おじさん!その串焼き3本下さいな」

「あいよ!坊っちゃん達お代は3ルッツだ!」

「はーい」

その露店から少し離れた場所でゆうちゃんが

「さっきの団長と態度が違うね」

「まーねー、団長の時は緊張してたから」

「おっ、買ってきたか?」

「はい」

「ありがとよ」

「すうちゃんこれ美味しい!」

「まじで⁉あっ美味しい!」

「なんでそこまで露骨に話し方が違うんだ?」

「人見知り」

「礼儀です」

「そっそうか」

そのままギルドに行くと受付でお姉さんに(胸がすごくて髪が長かった)

「あら、新規登録者かしら?」

「はい、新規登録です。」

「じゃあここに手をかざして?」

「はいわかりました。

すうちゃんどっちからやる?」

「じゃあやる」

「あいよ」

手をかざすとちりって手首がして軽く切れていた。

「血はでた?」

「でた」

「じゃあこのカードにつけて?」

そう言って差し出されたのは真っ白なクレジットカードくらいのカード。それに血を落とすと花の柄と鉱石のがら、水滴の模様が絡まりながらも調和がとれているような模様が示された。

「あら、緑と土と水属性ね

あぁそう、裏返すと情報が乗ってるわ。柄は絶対みんな違うから大切にしなさい」

その次にゆうちゃんもてをだしカードに血をつけると薄い水色に光り風の柄と光の柄が現れた。

「まぁ‼光属性じゃないの

珍しいわね」

「珍しいんですか?」

「そうね、かなり珍しいわ」

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