平ワで平ラ
ある日、空に大きなUFOが現れた。
「君ら、同族殺し過ぎヨ。宇宙平和連盟で話し合った結果、君らの争いの種を消すことにしたヨ」
宇宙人から発せられたのはノイズ混じりの声だった。
「ジャア、争いの種になるものは何ダイ?」
人は言った。肌色の違いで人は
他にも沢山の争いの種を消した。世界はどんどん平らになっていった。
それでも人は争った。
「アトは何を平等にすれば良いんだイ?」
人は答えた。
「考え方の違いが争いを生むのです」
宇宙人は思考の差を消し、地球を去った。
数百年後、期待を胸に宇宙人が再び地球に訪れると、人は皆、居なくなっていた。
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