<Chapter 4/JK>
J「それでさ~、美容院で髪洗ってもらってる最中にお財布落としたことに気付いちゃって。もうあのビニールみたいなの着たまま、しかも頭にシャンプーついたまま急いで街中を駆け回ってさ~。お財布回収して戻って来たら、美容師さんに『いい運動でしたね~』って言われたの。酷くない?」
K「いや、だってそれ以外にかける言葉が無いでしょ。哀れすぎて」
J「ところでさ~、今度そっちの家に遊びに行ってもいい? 貸してた十九インチアルミホイールも返して欲しいし」
K「うーん、どうかなー……私の上の階に住んでる人が、ちょっと変な人なのよ。いきなり叫んだかと思えば、上からドンドンって何かを叩きつける音がして」
J「それって、訴えたり出来ないのかな~?」
K「彼氏にも相談したんだけど、変に刺激したらマズイんじゃないかって。その人が気にならないんだったら、家に来てもいいよ」
J「Kって、彼氏居たんだ……友達居ないのに」
K「えっ、アンタは……? アンタは私の友達じゃないの?」
J「私いっつも思うんだけどさ、Kはもっと友達を増やすべきだと思うんだよ。部屋に変な家具集めてる暇があるんだったらさ。だって、友達とパーティとかしたことないでしょ~?」
K「友達とパーティって、いつ頃にあるイベントなのよ?」
J「そんな、ネトゲみたく言わなくてもいいのに……他にもさ、LINEの友達だって一桁くらいでしょ? 例え仲良くない人でもさ~、もっと積極的に登録してあげるべきだって」
K「だって、意味なくない? 登録しなくてもトークは出来るんだし。友達登録したらプレゼントが貰えるとかならまだしもさ」
J「え~、進○ゼミの友達紹介じゃないんだからさ……」
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