第3話 2日目

『ここ...どこ?』


僕は目を覚ますと道の真ん中に立っていた。

それも、知らない所だ。


((教科書に載ってたのと...同じ。))


自分の服は制服のままのため、周りは訝しげに見ている。


『これから...どうしよ。』


これからの事を考えながらプラプラ歩いていたら、いつの間にか夜になっていた。


?「ひゃひゃひゃーーーひゃひゃー・・・」


泊まる宿もなく、途方に暮れていた時、近くの路地裏から甲高い声が聞こえた。


((羅刹!?))


声が聞こえた方に行こうとした時、


神(チョット待って!!そのまま行ったらタヒんじゃうヨ。コレを持って行って!!)


神サマからのの声が聞こえたと思ったら腰に重みを感じた。


神(太刀の方は[帝鳥神]、短刀の方は[初雪兎]だよ。)


僕は短刀を抜いて場所に向かった。

そこには、真っ赤に染まった白髪の男が3人いた。

僕は近くにいた男の心臓に短刀を突き刺した。2人は気づき足を踏み出す前に自分の身を回転し、その勢いを乗せてもう1人の心臓を突き刺した。残った1人はこっちに走ってきたので、足を払い転ばせ、心臓を突き刺した。

羅刹を3人殺したのに短刀の刃には血がついてなかった。

僕は驚いている時、後ろから声がした。


?「ねえ。そこで何してr!?もしかして...これ全部、君が殺したの?」

『...そうだけど。...何?』

?「へぇ。冷静なんだね。」

『.........』

?「ふーん。無視なんだ。まぁ、良いや。ちょっと着いてきて。」

『...良いけど。』


僕がそう言うと、長身の青年は歩き出した。

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