第1話



ヴァレリー「イーヴォ!昼飯食いに行こうぜ!」

イーヴォ「うん、お腹、すいたねぇ」

ヴァレリー「ほんとにな!座学嫌になるぜ。体動かしてる方が楽だしさ」

エナ「やっほー!1年2人組元気かー?」

ヴァレリー「エナ!2年も授業終わったのか?」

エナ「終わったよ。いまから姉さんのとこ行くの」

イーヴォ「お疲れ様」

エナ「やーん!ありがとー!イーヴォのお陰で疲れも飛んでいっちゃったよ」

イーヴォ「へへ、それは良かった」

ヴァレリー「そういや、イーヴォもベラに用事あったんじゃなかったか?」

イーヴォ「あ、忘れてた。資料、渡す約束、してた」

エナ「資料?」

イーヴォ「そう、ハッサクルームの特徴とか、そういうの」

ヴァレリー「なんだそれ??」

エナ「そう言えば新しい回復薬作るって言ってたもんね」

ヴァレリー「そうか、エナも見た目とは裏腹に頭いいんだった····」

エナ「なによ、見た目は関係ないでしょ」

ヴァレリー「いってー!ほっぺた抓るなよ」

エナ「これくらいいいじゃない」

ベラ「あら、みんなこんなとこで喧嘩?やるなら中庭にでもいってちょうだいね」

エナ「姉さん!あ、喧嘩じゃないからね!」

ベラ「ふふ、分かってるわよ」

イーヴォ「ベラ、これ」

ベラ「!あら、ありがとう!こんなに早くまとめてくれるなんて。さすがイーヴォね」

イーヴォ「へへ(*´ᐜ`*)」

エナ「もう!姉さんこいつらに構ってないでご飯食べに行こうよ」

ヴァレリー「こいつらって言うなよ!僕らもいまから飯行くんだからな」

ベラ「そうなの?ならみんなで一緒に食べましょうか」

エナ「姉さんがそういうなら別にいいけど」

イーヴォ「あ、あれ、レオじゃない?」

ヴァレリー「ん、ホントだ。なんか走ってきてねぇか?」

ダダダダダー

レオノア「おいおいおい!お前ら聞いたか?満月の夜にあの扉開くらしいぜ!!」

エナ「扉って訓練所の地下にあるあの開かずの扉?」

イーヴォ「僕も、それ、聞いたこと、ある」

ヴァレリー「なにそれ?!開かずの扉?行きたい!」

レオノア「みんなで行ってみねぇか」

ベラ「いいわね、面白そうじゃない」

レオノア「だろ?ぜってー秘宝とか眠ってるって!」

イーヴォ「お宝かぁ。そこにしか咲かない花、とかないかなぁ」

エナ「イーヴォはお花好きよね。あるといいね」

ヴァレリー「花より宝だろ!宝石とかさ!」

ベラ「宝石···いいわねぇ」

レオノア「財宝とかさ!あればいいのにな」

エナ「そういえば、満月の夜っていつなの?」

イーヴォ「えーと、明日、だね」

エナ.ヴァレリー.レオノア「明日?!」

ベラ「あら、思ったより早いわね」

レオノア「もう行くしかねぇだろ!」

ヴァレリー「そうだね!じゃあ明日の21時に扉の前かな?」

エナ「おっけー!楽しみだね!」

ベラ「もしもに備えて武器はみんな持っていくのよ」

レオノア「あったりまえだろ!どんな敵でも倒しまくってやる!」

イーヴォ「レオ、頼りにしてるね」

レオノア「任せとけ!」

エナ「みんなで冒険楽しみ!」

ヴァレリー「一体どんなお宝が眠ってるんだろうな」

レオノア「わくわくするよな!じゃあまた明日!遅れんなよ!」

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