第7話 コルト村と宿屋
前回のあらすじー!!
魔法について
ナビゲーター リサ誕生
コルト村へgo
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
魔法使ったあの日から一週間が経った。
俺は今コルト村の宿屋で寝泊まりしている。
あの森からコルト村までは15分もかからなかった。
一般人だと1日、2日はかかるらしいが。
これも、俺のチートすぎる能力のおかげだろう。
俺はしばらく宿屋でずっと引きこもり状態だ。
今日は、冒険者ギルドに行くと既に決めている。
「コンコンっ、ユウキさーん、おはようございます、朝食の準備ができましたよー。」
優希「んーー、おはようイリス。わかったーすぐ行くー。」
イリス「はい!、じゃあ食堂で待っていますね。」
彼女の名前はラスト イリス。
この宿屋の看板娘だ。
容姿端麗で、少し小柄だが胸がデカイ。
いわゆるロリ巨乳と言うやつだ。
見れば10人中9人が振り返るほどの美少女だ。
こんな美少女は、あの3大女神を除いて、日本には存在しないだろう。
いや、俺が見てないだけで、本当はいるのかもしれない。
今日は冒険者ギルドに行く日だ。
俺はシャワーを浴び、自分の服に着替えて、持っていく物を準備して下の食堂に行った。
シャワーは基本どこの宿屋や民家にも置いてあるが、風呂は主に高級宿屋や、貴族の家ぐらいにしか置いていないらしい。
俺は食堂に行き、椅子に座るとイリスが水が入ったコップを持ってきた。
イリス「はい、どうぞー。」
優希「ありがとうイリス。それで今日の朝食はなんだ?」
イリス「今日の朝食は、スクランブルエッグとパン、サラダですよー。パンとサラダはおかわり自由です。」
優希「今日はスクランブルエッグかー、おやっさんのスクランブルエッグは上手いんだよなー。
まあおやっさんが作る料理は全部美味しいけどな。」
イリス「はい!お父さんの料理はとても美味しいです!。私の自慢のお父さんです!。」
「ユウキ、ほれスクランブルエッグとパンにサラダだ、いっぱい食えよ!」
そう料理を持ってきた男はこの宿屋のオーナーであり、イリスの父親だ。
名前はラスト デルト
前は一流冒険者だったそうだ。
今は家族3人コルト村で宿屋を営んでいる。
そしてイリスの母親は……
「おーい、あんたー、まだ作る料理はあるんだからはよ戻ってきなー。」
そうデルトを呼んでいるのは、イリスの母親だ。
名前はラスト ヴェーナ
デルト「おう、すぐ行くー。てなわけで、ユウキまた後でな。」
優希「あぁ、頑張れよデルト。」
ヴェーナ「あんたー!、はよ戻ってこんね!」
デルト「今行くってー!」
そう言って、デルトは厨房に戻って行った。
イリスもデルトと一緒に厨房に戻っていってしまった。
とりあえず俺は食事を摂ることにした。
今日の朝食はスクランブルとパンそれとサラダらしい。
バランスが取れた食事だ。
一週間前は王宮で貴族の食事を口にしていたから、こうやって普通の食事を摂るとなつかしさを感じ、とても美味しい。
優希「もぐもぐ……やっぱデルトの料理はいつも美味いな……もぐもぐ……」
俺は朝食を食べ終わると、席を立ち宿屋を出ようとすると、イリスが話しかけてきた。
イリス「ユウキさん!今日はどこに行かれるんですか?」
優希「今日?今日はな冒険者ギルドに行こうと思ってる。」
イリス「冒険者ギルドにですか?」
優希「あぁ、冒険者ギルドに登録して、そのついでに依頼をこなして金を稼ごうと思ってな」
イリス「なるほど……。頑張ってきてください!」
優希「おう、イリスも自分の仕事を頑張れよ。」
イリス「はい!」
そして俺はつい、イリスの頭に手を乗せ、撫でてしまっている。
撫でているとイリスは少し赤面しながら「えへへ……」と笑顔になっていた。
「まあ嬉しそうだからいいか……」
するとイリスはもじもじしながらこう言ってきた。
イリス「あ、あの!……ユウキさん!……」
優希「ん?どうした?」
イリス「えっと……いえ、今はまだ大丈夫です。引き止めてしまってすみません。」
優希「ん?あぁ大丈夫だ。じゃあそろそろ俺は行ってくる。」
イリス「はい!いってらっしゃい」
優希「おう、じゃあまた後でな」
俺はそう言って宿屋を後にした。
イリス「きゃー、どうしよう、どうしよう、ユウキさんにいってらっしゃいって言っちゃった…えへへ……」
イリスはしばらくこの状態が続いたのだった。
一方その頃明香達は……
明香「杏奈と美紗希から黒いオーラが出てるよ!殺意の混じったオーラが」
杏奈「そんなこと言って明香ちゃんだって黒いオーラが出てるよ?ふふふ」
美紗希「なんなのかしらね、この無性に殺意が湧いてくる感覚は」
そしてその頃優希は……
優希「うぅブルブルブルブル……どこからか殺気が!」
優希達はこの感覚の正体について未だ気づいてはいなかったのだった。
俺は宿屋を出てコルト村にある冒険者ギルドに向かっていた。
基本この世界にある王国や村には必ず冒険者ギルドが存在する。
基本、という事は例外もあるわけだ。
その例外についてはまだ調べてないのでわからないのだが。
ここコルト村は俺が通ってきた森を出てすぐ近くにある。
規模の大きい村ではなく、一般人的な規模の小さな村だ。
それでも住んでいる人は多く、色んな屋台が周りにある。
そして俺が向かっている冒険者ギルドは、建物がでかく、目立つので、どこに冒険者ギルドがあるのかはすぐにわかる。
っとそうこうしているうちに、冒険者ギルドの扉の前に着いた。
優希「よし、行くか」
そして俺は冒険者ギルドに入るのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます