詩集

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青い火

感情が心に華を咲かせるならこの虚無も希望も夢も朽ち果てた枯れ木


ゆっくりと水没していくのは過去の世界


ゆらゆらときらめきを取り戻す青いライター


細く美しい炎が夜に、霧雨のおだやかな春の中に


小さな灯火を抱えていた十二月の暮れ


十一月の誕生日


三月の光


四月のカレンダー


六月の花火


七月の夏草


八月の太陽


全ては運命だとしても


陶酔だとしても


無意識だとしても


心とも


雨とも


草とも


虫とも


雨粒とも


霧とも


ほこりとも


タンパク質とも


分子とも


原子とも


電子とも


光とも


読み取れる

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