BLACK SWORD
御崎
第1話
彼、
その剣は鞘も柄も漆黒だった。
その刀は町のはずれにある神社で見つけた。
その神社は少し高い山の上にありそこに行くには結構階段を登らないといけない。
今は4月。
彼は今年は受験だということでお参りでもしておこうと思い、町はずれにある神社に向かった。
航が住んでいる町は
航の家族は5人家族で母と兄と姉と妹と航がいる。航の父は航が小学生の頃母と離婚し家を出て行った。なぜ父が家を出て行ったのかは未だによく分からない。母は仕事の関係でと言っているが滅多に父のことについて語らない。仕事なら離婚までする必要はないと思うが母は父のことについて語りたがらないのであまり聞かない。どうやら海外で働いているようだが・・。
兄は大学を卒業して現在は東京にある証券会社で働いている。
姉は現在大学の2年生で岐阜市にある岐阜大学に通っている。母は町にある小さな内科医院で看護士をしている。家にはあまりお金はないので兄も姉も勉強して国立大学へ入学した。航も国立大学を受験しようと考えていた。
航が向かっている神社の名称は
航が神社の階段を上がりきり高めの鳥居をくぐり神社を見ると、神社の前に1人の巫女服を着た少女がいた。彼女は箒を手に持ち神社の前の石畳を掃いていた。
彼女は背中まである長い黒髪をしていた。彼女は航に気がつくと彼に会釈をしお辞儀をした。航も彼女にお辞儀をした。
「こんにちは」
少女は航に言った。透き通った優しげな声音だ。
「どうも」
航は言った。
少女の顔はとても美しく肌は透き通るように白かった。年は自分と同じくらいだろうか・・。
こんな子この神社に居たっけ?初めて見る。
「その制服は
と彼女は言った。
「・・はい」
航は彼女に声を掛けられて少し驚いたが彼女の美しさに暫し我を忘れそうになった。
航は神社の境内に向かうと鐘をカランコロンと鳴らしてお参りをした。
今は夕方で神社には桜の木がたくさんあり綺麗に咲いていた。
放課後に神社に来たので航は制服を着ていた。制服はブレザータイプ。
彼の外見はあまり長くない髪で普通くらい。顔も普通、いや少しカッコいい方だと言えるかもしれない。身長は175cmくらい。
BLACK SWORD 御崎 @ryuichi12345
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