神々の悪戯

 暑い暑い国で

 機械の音だけが響いてる

 かつて笑顔で溢れていた街


 文化と歴史の深い伝統ある国が

 今では一番悲しい歴史を作ってる

 かつては全て上手く行っていた


 大国のエゴか運命の必然か

 こぼれた水は戻らない

 今までずっと水のこぼしあい

 いつかグラスは空になる


 血塗られた歴史は僕たちに何を教えただろう

 一輪の花を守るために大量の雑草を抜く事なのか

 自然淘汰の成り行きに任せただ静観する事なのか


 どんなに無関係に見えても世界は全て繋がっていて

 楽しい食事に舌鼓を打つ僕らの手も血で滲んでる

 愛は死んだと嘆く人々の住むあの街を僕らはよく知らない


 教会では今日も人々が祈りを捧げます

 全ての罪を許せと教えるそこに通う

 罪人の数は今日も増えるばかり


 一体僕らは何をすればいい

 一体僕らに何が出来るだろう

 ジレンマを抱えただ画面を眺めるだけ


 多くの犠牲を払ってまた偽りの平和が訪れるのだろう

 平和の鐘が鳴り響き白い鳩が飛び立つのだろう

 人々の耐え切れない想いにフタをしたまま

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