魔法の国
時間が来れば目覚まし時計が起してくれるし
スイッチを入れれば各国のニュースが飛び込んでくるし
蛇口をひねれば美味しい水が頂ける
冷蔵庫を開けて冷たいジュースを取り出して
ついでに新鮮玉子も取り出して
スイッチ回して簡単お料理
もう随分と当たり前の風景さ
当たり前すぎて忘れちゃってる
これが随分当たり前じゃないって事
まるで魔法のようだよ
全て前もって準備されてるよう
優秀なお手伝いさんがいるみたい
水を飲むのに大分苦労したり
便りが中々届かなかったり
病気になってもお医者さんがいなかったり
きっと彼らから見たらこっちは天国だね
これ以上何を望んだらいいのって感じだよね
だけども僕らは欲望で飢えている
新しい何かが出るたびにそれが気になって
本当は生活に何の必要もないものばかり
それでも心のスキマを満たすのをやめようとしないで
きっと今の僕らの欲望は魔法のステッキ一つじゃ満たされない
そしてその欲望こそが僕らの明日を生きる理由の一つ
さて 目覚ましセットしてお休みなさい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます