志乃Side.1 志乃とお兄ちゃんのお風呂な関係
「お兄ちゃん、お風呂沸いたよ?」
「ありがとう、志乃。
でも、お兄ちゃん今後片付けしてる所だから志乃が先に入って良いよ」
「うん、分かった」
…お兄ちゃんはやっぱり一緒に入ってくれなかったかー。
とは言え此処で諦める志乃じゃないのだ!
「取り敢えずお風呂からあがってから。
作戦を決行するのならその後だよね〜?」
服をパパッと脱いで洗濯籠の中へ入れておくてお風呂へ入り、そのまま頭と体を洗った後、湯船に軽く…とは言っても肩まで浸かって10まで数えるのだけれど。
…ともかく、軽く浸かった後お風呂場からでて最低限拭いてからパジャマを持って裸のままリビングに戻る。
そしてお兄ちゃんにこう言うのだ。
「お兄ちゃん、お風呂あがったよー」
「お~う、じゃあお兄ちゃんも…って、志乃!服を着て無いじゃないか!
あぁもう、ちゃんと拭いてもないし…ホラ、お兄ちゃんが拭いてあげるからバスタオル持ってきな?」
「は~い、お兄ちゃん」
ウッフッフ~、お兄ちゃん顔そらしてたな~。
まぁ、小学5年生だとはいっても少しずつ大人に近づいてきてるからね。そりゃあお兄ちゃんも意識するか。
「お兄ちゃーん、バスタオルとついでにドライヤーも持って来たよ!」
「それじゃあ、タオル敷いてあるからそこに立って」
「はーい」
志乃がタオルの上に立つとお兄ちゃんはすかさず私の身体を拭いていく。
柔らかいタオルの感触とお兄ちゃんの手の動かし方でちょっとくすぐったい。
「ちょっと、お兄ちゃん。くすぐったいよう…アッハハ」
「志乃がちゃんと拭かないからだぞー?
まぁくすぐったいと言うのなら、お兄ちゃんがもっとしてあげよう、ホレホレ~」
「アッハハハ、もうダメ!
これ以上はホントに…ひゃうっ!」
「ゴメン志乃!
…どこか変な所に当たったか?」
「…うん、お兄ちゃんの手が…その、」
…私のおっぱいの先に当たったなんて言えないよね。
「ううん、何でも無い」
「そっか…ともかくゴメンな?お兄ちゃん調子に乗りすぎた。
ほらちゃんと拭いてあげるからもうちょっと我慢してな?」
そう言うと、お兄ちゃんは私の身体と髪を手早く拭いた。
…拭いてる途中顔を赤くしていたお兄ちゃん、可愛かったな。
「ほら、次はドライヤーで乾かしてあげるから服を着てソファに座ってて」
「うん…お兄ちゃん」
お兄ちゃんってドライヤーで髪乾かすの上手いんだよねー。
あ、とか思ってたらもう終わった。
「それじゃあ、お兄ちゃんお風呂入ってくるよ」
「はーい、お兄ちゃん」
…そうだった!
お兄ちゃんにおっぱい触られた事で忘れそうになってたけれど、この後例の作戦を実行するんだった!
「そうと決まれば、行動有るのみ!
…っとその前に牛乳飲んでこよーっと」
…お兄ちゃん、今度こそ私にメロメロになって貰うんだから!
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