結果がすべての高校に行った俺の日常譚
明日人
プロローグ
キーンコーンカーンコーン、チャイムが鳴った。
「LHR始めるぞー、みんな自分の席座れ。まずは入学おめでとう。そしてテストお疲れ様。今日からこの高校の生徒として認められたわけだ、頑張ってくれたまえ。」担任が告げた。そう、今日は俺がこれから通うことになる入学式の日だ。
俺の学校少し説明をしておこう。この高校の1学年の人数は400人で8割が連絡進学で入学してきた内部生だ。だから大半の人はすでに友達と和気あいあいとしている。そして俺は、受験を通ってきた外部生だ。
「じゃあ、手始めに自己紹介から始めようか。」俺はこの日が嫌いだ。というより、自己紹介が苦手だ。今までここで何回もつまづいてスタートダッシュを出遅れてきた。家で何回もシュミレーションしたがやっぱり緊張する。しかしそんな気持ちとは裏腹に俺の順番は近づいてくる。「じゃあ次の人。」俺の番だ。何を言うかも決められず、緊張したまま俺は立ち上がり「落合柊(おちあいしゅう)です。外部生です。趣味はアニメを観ることです。」やってしまった。あたりが静まり返るのを感じそう思った。こうして俺の高校生活の幕開けは失敗に終わった。
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