ラブストーリーは突然に…。

彼女は、実習生として他国から1年間日本で、仕事をするためにやって来た。日本語の知識はあるけれど、言葉のやり取りは難しい。

 小さな体で動きまわり、一生懸命コミュニケーションを取ろうとする姿は燕を思わせた。可愛らしい少し幼い顔、年は一回り程違う彼女を気がついたら目で追っていた。

 その日の帰り僕は、本屋で彼女の母国語の教書を購入した。学生時代の英語の成績が、散々だったくせに、どうしても彼女と話してみたくなったのだ。

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