雪空の燕
jin
色々無くしてきました。
この話は半分は現実、半分は妄想です。
ここ何年間妻とは、最悪の仲だった。子どもの性格、行動が理解できずストレスが溜まると全てあんたの家系に何故自分が、悩みストレスを抱えないといけないのか?と、激しい罵声で何度も罵られた。
僕なりに考え、悩み努力はしてきた。なるべく彼女の言うことを聞いて、彼女の思いを実行してきた。それでも彼女は、満足しなかった。自分と違う考えを理解しようとしなかった。
彼女の言うことはいつも正論だった。男はこうあるべきだ、父親とはこういうものだ。
しかしそれは人それぞれであって、当人の性格もあるのだ。僕はあまり男らしくなく、父親らしくもない。そういう男にはそういう人の良さがあり、違う付き合い方があると思う。
しかしそういう考えが、彼女にはない。まぁいっか!とならない。良さも悪さも、認めあって、お互いを尊重しあって…。それが家族のあり方で夫婦のあり方だと思う。まぁある意味それも僕の妄想で、押し付けなのかもしれないが…。
毎日の様にケンカをし、週に一度は周りを巻き込んで罵声を浴びせあい、いつしか僕は彼女と、女性と、様々な人と目を合わせて話すことができなくなった。自分の自尊心も芯からえぐられてしまった。そして僕は、彼女の家をでた。
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