否定

「アルニカちゃん!アルニカちゃん!」

不意に聞こえた声に少女アルニカは顔を上げました。アルニカは驚きました。目の前には羽の生えた小さな蛙が飛んでいたのです。

「辛かったね!でももう大丈夫!今日から君は一人じゃない!僕が一緒にいるんだよ!」

アルニカはその生き物を知りませんでした。彼女は動物図鑑が大好きでしたが、こんな動物を図鑑で見た事は一度もありません。ですが、彼女はそれを不思議には思いませんでした。アルニカは立ち上がるとその蛙をじっと見つめて、問いました。

「あなた、だぁれ?」


reboot

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る