第14話 捜索

「んー、あいつらどこにいるんだ?多分校舎内にいるとは思うんだけど…」2人が廊下を歩きながら話している。



「確かにな…このままなんか想い伝えられずに鬼ごっこ終わっちゃうのかな…」不安そうに純也が言う。2人は途中女子生徒たちにすれ違ったがそれを無視した。今はあの2人を探す事だけに集中していた。















2人は校舎内を歩く。空き教室、保健室、職員室、女子更衣室、男子更衣室、あの女子2人が隠れていそうなところを2人は探し回った。しかし1時間探し回ったが見つからない。




「あの2人、どこにいるんだ〜?後行ってない所ってどこ?純也」


「あー…ほぼ行ったもんな…うーん…あ、体育館行ってなくない?」


「あ!そうじゃん!体育館行ってねぇじゃん!行くか?」


「おう、行くか」




2人は話しながら体育館へと向かう。もちろん体育館にいる女子2人は純也と啓太が向かっている事は知る由もない。




「これで居なかったらどーするよ。時間も少ないしさ」


「まぁ…その時はその時だね。まぁ終わってからでもいいんじゃない?」



「そうだけど…その場でヤりたいじゃん?俺一回でいいから女子のおっぱい揉みしだいてみたいんだよ。わかるだろ?純也」


―お前は大丈夫か、いつも頭おかしいし変態だしそのくせ童貞だし。あ、俺もだ。しかも女にはほとんどモテないし。俺もだけど。そういうところが心配なんだよな…啓太は。




「ま、まぁわかるよ…お前の気持ちは」


「本当!?やっぱりなんでも親友はわかってくれるな!」そう言い啓太が純也の方を引き寄せ肩を組んだ。




2人は馬鹿話やこれからのことを話しながら、 体育館に続く階段を1段1段と降りて行く。















「ねぇ、亜希」歩が話しかけてくる。


「なぁに?歩ちゃん」


「大きくなって、男の人と結婚したとして、亜希ちゃん子供何人欲しい?」


亜希子は勝手に純也との行為を想像し、結婚し、妊娠し、出産した後の生活を瞬時に妄想する。それを妄想してニヤニヤとしてしまう亜希子。



「えぇ?うーん…いっぱい欲しいな」


「じゃー、頑張らなきゃだね。お互いに」


「うん…歩ちゃんは何人欲しいの?」


「私は…2人くらいでいいかな。そんなに多くても面倒見きれないと思うし…」歩は現実的な事を言った。確かに今の時代では子供が多くいると学費や食費などがかかってしまう。




そんな話をしているうちにまた恋バナになってしまった。男の《自主規制》はどれだけ大きくなるのか、や、中に入れられたらどんな感じなのか妄想していた。2人はまた興奮し始めた。しかし、2人はレズレズすることはなかった。
















純也が体育館入口のドアを開ける。中はシーンとした空間が広がっている。人のいる気配は感じられらない。しかしここ以外隠れられる場所は探した。ここにいることは確かだ。



2人はステージ近くを探す。放送室に行くがそこには当然いない。ステージの壇上に立ち体育館を見渡す。残されるところは体育館倉庫のみ。ステージから飛び降り2人は体育館倉庫へと向かう。










純也たちが体育館倉庫に前に立つ。




そして、純也が体育館倉庫のドアを開けた。






鬼ごっこ開始から、6時間が経過する。


残り、2時間。





この1時間でかなりの女子生徒が男子に犯されていた。



女子生徒、残り 134人。

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