第8話 それぞれの初体験

3人は廊下を歩く。



「ねぇ、この後どうする?隠れる場所とか…」と亜希子が言う。


「あ、うちいい場所知ってるよ」と風香が言う。どこなの!と言わんばかりの目で風香を見ている。



「うちが授業とかサボる時によく使う美術室の部屋なんだけど…そこなら外から見えづらいし声もあんまり聞こえないから大丈夫だよ」と風香が言う。


「案内して!」と亜希子が風香の手をとり走り出す。2人に置いていかれそうになった歩はそれに続き走り出す。







美術室は学校の4階にある。3人が階段を上り美術室のある4階へと着いた。4階に来る途中何度か男子生徒に見つかりかけたが、なんとか見つからずに済んだ。美術室へ向かう3人。その途中にも校舎内から男子生徒の声、そして女子生徒の泣く声が聞こえる。こうしている間にも女子生徒が犯されている。そう思うとゾッとする。






美術室のドアを横に開け、中に入る3人。後ろに行きその部屋へと向かう。風香がドアノブを回しドアが開く。部屋は隠れていた化学準備室横の倉庫部屋とは少しだけ広い感じがした。そして風香の私物らしきものが置いてある。そしてあるものを見つける。



「なんで、電動マッサージ機なんかあるの…?風香ちゃん」電動マッサージ機のオンオフスイッチをカチカチと動かす亜希子。コンセントが刺さっておらず動かない。



「え⁉︎か、肩とか凝ったらするから…使うの」そう言う風香だったが、明らかに怪しい。じーっと風香を見る亜希子と歩。問いただすことに2人は決めた。



「これ使って、ナニかしてたとかじゃないよね?」亜希子が言う。焦った顔でそれを否定する風香。しかし風香は2人の予想した通り、それを使ってナニかをしていた。追求され続けしぶしぶ折れ、それ言った。




―これ使って…何か出来ないかな。



電動マッサージ機を見る亜希子。そして悪い事(亜希子にとってはいい事)を思いつく。床に座っている歩の元へと向かう。そして肩を持ち歩を押し倒した。



向き合う亜希子と歩。



「歩ちゃん…チューしよ」と言う亜希子。歩と風香は驚いていた。歩は亜希子の瞳を見て、頷く。亜希子が体を近づけていく。亜希子の唇が歩の柔らかい唇に近づく。そして亜希子の唇と歩の唇が重なる。それと同時に胸、体が歩の体と重なる。亜希子の手が歩と胸に伸びる。




風香はその光景をじっと見ていた。小声で「混ざりたい…」と言っていたけれど良い雰囲気の2人には聞こえなかった。




2人は下着姿になり、掃除用具入れで話していた「胸を揉み合いたい」その事を思い出し2人は胸を揉み合う。男子が来ている様子は無い。


我慢できなくなった風香もそれに参加してきた。




そしてその3人は男子との愛を育むのではなく女子との愛を育んだ。


















「なぁ、俺らもう別の奴らでもいいんじゃね?ヤれれば誰でもよくなってきた」廊下を歩き他の女子を探す純也と啓太。



「まぁー…そうだな。見つけたらとりあえずヤるか」



そう話しながら廊下を歩く。


階段の入り口差し掛かった時、曲がり角から地味系な女子が不安そうに歩いてきた。その女子は2人を見つけ、驚く。純也と啓太も最初驚いたが、女子見つけるなりその女子生徒を追いかけた。その女子生徒を足が遅く、すぐに追いつく。声を荒げ女子の体操着を脱がしていく。女子生徒は無言で泣いている。抵抗しようにも男子の力には勝てない。啓太は女子のズボンを脱がし、自分のズボンも脱がす。すでに啓太の《自主規制》はマックス状態に近い。


純也はその女子生徒の口の中に《自主規制》を入れている。苦しそうにしている女子生徒。それを見ていられなくなり上を見上げて、天井を見る純也。啓太が《自主規制》を女子の《自主規制》に入れている。


「中って…こんな感じなのか…」と呟く啓太。




啓太が終わり、純也が女子生徒の《自主規制》に入れる。初めての感覚で驚く。














「いやー!楽しかったな。あんなんだとは思ってなかったよ」笑顔で言う啓太。相当嬉しかったようだ。しかし、嬉しいのは純也も同じだった。




「さぁて、今度は俺の好きな人をヤるかな!」



「そうだね。2人で探すか」




そう話し、2人は再び廊下を歩いて行った。





女子生徒、残り 213人。

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