2話目
「あっ!クラス発表されてるよ!」
私の声を聞き
奈々が人混みの中に走りだした。
「実紗…もしクラス違ってもお昼は一緒に食べようね」
走ってく奈々を見ながら
咲良が口を開いた
「うん!」
咲良の言葉に
ただ相づちしかうてなかったけど
すごく嬉しかった。。。
「実紗~咲良~」
クラス発表を見てきた奈々が
今度は私達の所に戻ってきた。
「クラスどうだった?」
咲良と私は同時に奈々に尋ねると
奈々は下を向き落ち込んだ様子をみせた。
私は奈々の様子を見て不安になり
今にも泣きそうになる。
(皆とバラバラなんて嫌だよ……)
「実はね………」
奈々がゆっくり口を開く
「皆……………」
すると奈々は急に満面の笑みをみせ
「同じクラスだったよ!」
「え?!」
思わずもう一度聞き直した
「だから、また2年間同じクラスだよ!」
奈々のイタズラにまんまとやられた。
咲良は私の横で呆れた様子を見せて
奈々はドッキリが成功して喜んでる
私は………
「ちょっと!実紗大丈夫?」
安心したら力が抜けて
床に座り込んでしまった
「ごめんね!ちょっと驚かすつもりだっただけなの……」
「奈々もいい加減……」
隣で言い合いする二人を見上げて
私は思わず吹き出した
「ふふ…」
きょとんとする二人。
そして二人も床に座り込んで
「これからもよろしくね!」
三人笑顔で握手した。
この頃の私は
5年先も
10年先も
ずっと三人一緒だと
思ってた。。。
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