第27話 初イベント1日目

色々考えてみましたが、やっぱり私は前線に向かいましょう。その前に、召喚枠が空いているようなので、ネーラ以外の子も召喚してみましょう!!

とりあえず、召喚の捧げ物は……これにしてみましょう!!


name 魔狼召玉

recipe トパーズの欠片×魔召石×狼の牙

rank B

錬金術によって作り出された召喚素材。

術者の力量により、召喚されるモンスターが変化する。


術者の力量次第という部分が若干気になりますが、それでもこのタイミング以外で使う事が考えられるでしょうか、いや無い!!と、反語調で強調をした所で早速【召喚術:纏】を使いましょう。

「我は代償を示せり。その対価を今此処に求めん。顕現せよ、〈召喚陣・始門〉!!」

足下に魔法陣が現れ、輝き始めました。

と、ああっ失敗です!!周囲にプレイヤーさんが沢山居るの忘れてました(ガクガク。

ああう、注目を集めてしまってますよ!!

大多数の方は野次馬っぽい感じで、そして恐らく【召喚術】を使われる方が生暖かい目で此方を見守っていらっしゃいます。

と、アレ?いつもなら、ここで終わりなんですが……。召喚陣も発動したし、MPも消費しました。既に捧げ物の〈魔狼召玉〉も召喚陣に消えているので、既に召喚の手順は済んでいるはずですが…。

『このアイテムによる召喚には、MPが不足しています。召喚を継続しますか?』

こんなインフォメーションは初めてですが…。

とりあえずyesを選択です。

『このアイテムによる召喚には、MPが不足しています。召喚を継続しますか?』

うぇ、MP完全に使い切ったのにまだ足りないんですか!!

でも、まだyesを選択できるようなので、yesを選びましょう。

『アクティブスキル解放条件を満たしました。アクティブスキル〈アリオトの血盟陣〉が解放されました。』

ほぇ、なんかアクティブスキルが入手できましたよ!!

と思ったら、早速詠唱が始まるようです。ああ~、まだ人が見てるのに……。

「我は此処に血盟の契りを求めん。古の盟約に従い、此処にその対価を示せ、〈アリオトの血盟陣〉!!」

足下の召喚陣に、更に紅い魔法陣が書き加えられて輝き始めました。それと同時に私のHPがどんどん減っていきます。ああ、とうとうレッドゾーンにまで…。

あと少しでHP全損と言うところで、HP減少は止まりました。危うく街の中というセーフティゾーンで死ぬところでした。しかも死因が自分のスキルとか、笑い話にもなりません!!

と、そんなことより今は召喚の結果が大事なんですよ!!


「ガルルルル」


目の前には、紅い眼光を此方に向けてくる白銀の狼様がいらっしゃいました…。

それにしても、何やらあまり友好的では無いような…。

気付いたら、大きな鋭い牙が上下から迫ってきていて……。

アッ…………。






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