幻想世界雑記帳 ~ファンタジーとリアリティ~

矢作稚彦

はじめに

はじめに ~『幻想世界雑記帳』シリーズの目的と読者へのご挨拶~

幻想の中に現実という骨組みを挿し込んだ場合、どういった面白さ・幅広さが生まれてくるのか。

そんな事を考え、悩み、吐き出していく作品、それが「幻想世界雑記帳」であります。


これから書き綴られていく雑文達が、あなたの創作の糧となればそれ以上は望むべくもありません。

この作品、終わるまでは続きますので宜しくお願いします。

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はじめに ――これを見ている読者の皆様へ

                               著:矢作稚彦

 皆様、はじめまして。矢作稚彦と申します。

 この度は『幻想世界雑記帳』シリーズをお手にとって頂きありがとうございます。


 と、形式的な挨拶はここまでとしまして……。

 まずはじめに、言っておくべきことがあります。

 私は「小説家になろう」「カクヨム」といった小説投稿サイトと、そこに投稿されているファンタジー小説作品の多くを知りません。

 だから、例として陳述する内容には偏りがあるでしょうし、ありもしない異世界転生モノの既存設定を勝手にでっち上げてしまうかもしれないのです――お許し下さい。

 そういった時は数々の作品を読了されているであろう、経験・知識豊富な読者の皆さんに頼りたいと思っています。

 もし間違った情報があればコメントで指摘し頂きたいし、考察の役に立つだろう過去の作品達を紹介してもらえば尚の事私は嬉しいのです。筆者はそういった関係を望んでいます。

 筆者が己の需要を満たすために書き始めたのがこの「幻想世界雑記帳」シリーズなので、どうか寛大な心をもって読み進めて頂けるとありがたいです。


 さて、ここまでの雑文を読み飛ばした方ならもう大丈夫。立派な私の読者です。感謝。

 今後も、以上のような調子で書き進めることにするのであしからず。


 また、書籍等を参照する事で確実な情報を伝えられるよう努めていますが、如何せん未熟ゆえに誤植や勘違い・見当違いな事を書き記すかも分かりません。

 そんな時は前述の寛大な心をと深い見識をもって、誤りを正すようお言葉を頂ければ助かります。

 

 では、貴方が幻想に魅入られる事を祈りつつ筆を進めていくとしましょう。


                             2017.01.17.Tues

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 閑話休題。

 この作品――もとい雑記帳は、筆者が個人的に興味を持った内容は勿論のこと、ステレオタイプともいえるような頻出する諸設定に対しての雑感を考察や意見を交えながら気ままに綴っていくものである。

 『勇者』『冒険者』『異世界転生』『ハーレム』『魔法』エトセトラエトセトラ。


 また、本書は「幻想世界」即ち我々が闊歩するこの現実とは異なった、ファンタジーの世界観に関する話題である。であるからして、残念ながらSFは扱わない――サイエンス・ファンタジーについては話す機会もあるだろうが――。

 加えてここではハイ・ファンタジー中心で言及していく事にも留意すること。



 本書は朝に夕に筆者の脳髄で行われている議論の議事録と考えてもらって構わない。

 だから野次も飛べば、意見の対立もあるだろう。

 従って、あなたは読者だからといって傍聴席に甘んじることはない。これはチラシの裏――独りよがりな文章だが、筆者はあなたとの議論を望んでいる。

 筆者からマイクをひったくって声高に主義主張を述べる事だって、ここでは許容される。 無論、「コメント欄の範疇で」という但し書きはつく。



 感想・意見・提案・パトロンの申し出などは、どしどし募集している。

 「それは根拠としてやや弱いのでは?」「そんな話は聞いたことがない。ソースを出せ」「これこれこういう内容についての考察が聞きたい」「素敵な方ですね。私が養うのでもっと書いて下さい」等、宜しく。


 これ以上喋ることも無いので今宵はここでお開きとする。

 次回、つまり最初のテーマだが「異世界転生/転移における『壁』について」を話そうと思っている。

 それでは皆さん御機嫌よう。


 P.S. 「どしどし」って死語なんだろうか。だとしたら時代の変遷を感じざるを得ない。





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本書で使用する表記・略号の一覧表――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「」  ―― 命題、台詞等

『』  ―― 特に重要視している用語、書籍名など

《》   ―― 筆者が勝手に考案した便宜上の名称

【】  ―― 未定。気が向いたら使う


カクヨム―― 言わずと知れた小説投稿サイト「カクヨム」

df.R/T ―― 異世界転生/転移 [different world Reincarnation/Tereportation] の略

       分かりにくいとは思うが、文中には登場しないので安心して欲しい

       あくまでも図表提示に備え、省スペース用に考案したに過ぎない

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