第3集 恥ずかしいいちご

予備校をのぞいてみるに勉強に必要なのは白色である


右からはラ・カンパネラ左からラップ聴こえる日常の昼


出したくない四千円をさしだすと野口英世は同一の顔


ぶっ飛ばすとテッペイ君に言われたよ痛くないならぶっ飛びたいな


あきらかに・まぶたのつもりで・一匹の犬を・閉じてる人・おるよねえ


「いちご」って答えて急に恥ずかしくなった中学一年のころ


エスカレーターの手すりをむっと見ていると汚れがあって気にすればなる


千円札二十一枚持っていて消費者になりたい是が非でも


待ってなきゃいけないものがあるようでふすまに描かれた草を見る夜

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