Phantom Line

鬼火りん

Phantom Line

 非凡を羨む少年少女

 起こり得ないと知れば

 夢見るその眸は

 光を蓄えた宝石のように輝く


 平凡を羨む少年少女

 隣人の息遣いを伝えれば

 真実を語るその唇は

 嘘吐きの枷に噤まれる


 少年少女よ 日々を愛せ

 焦らずとも 隠世カクリヨは君を待つ

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