団長の力

団長はペンギン調査団に入る前は外資系企業の人事部長だった。


(回想)


真田「これを評価制度の一部に加えればもっと活気のある会社になると思うんです。」


部長「いいね、やろう。」


(回想)


真田「下の社員の新しいアイディアが実現しやすい制度をつくる必要があると思います。」


部長「おもしろい。教えてくれ。」


(回想)


菅野「部長、採用のブルーオーシャンを発見致しました。」


部長「そうか、よし、力になってくれる人に連絡する。みんなに話してくれ。」


(回想)


菅田すだ「新しい評価システムを考えたんです。」


部長「わかった。議論しよう。」


(回想)


時枝「人口も減っていますし、これからは必ずしも8時間働く必要はないと思ってます。」


部長「詳細を詰めていく必要があるな。一緒に考えよう。」


(回想)


一樹「これならもっと効率的に事を進められると思うんです。」


団長「よし、私が上に話をつけておく。」


一樹「(この人やべぇ。人のアイディアを形にするスピードがズバ抜けてる。だから人事界の閃光せんこうなのか。)」


団長「何してる。行くぞ。」


一樹「え?今??」

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