隕石落下の日

私は月の男。


月に住む唯一の人間である。


私が月に住み始めてもうすぐ2年となる。


地球は温暖化が進み、この月への移住計画が密かひそかに進んでいた。


私はその計画のキーパーソンとして人間がこの月に住むことができるよう整備・開発をしてきたわけだが、今、地球に数多あまたの隕石が降り注ぎ、事態は一変した。


突然だった。


突然、数多の隕石が地球に向かっていった。


私は今何が起きているのかが理解できず、ただただ地球が隕石によって破壊されていく姿を見ていることしかできない。


これを世紀末と言うのだろうという凄まじい光景が私の目に映っている。


本部との通信を試みているが繋がらない。


おそらく本部は壊滅したのかもしれない。


これでは地球に帰れない。


、、、どうしよう。




私は月の男。


あぁ、、、孤独だ。

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