@BOOK&CAFE

"二週間後にペンギンは撤退させる"


一樹「って言われてもな」


あかり「って言われてもな」


"二週間後には未来に戻る"


一樹「って言われてもな」


あかり「って言われてもな」


一樹「・・君はさっきから何をしてるんだ?」


あかり「一樹の気持ちになってみようと思って」


一樹「?」


あかり「ちょっとね。未来の一樹が言ってたことが気になってマネしてみた」


一樹「なんで?」


あかり「どうゆう気持ちでいたのかなって」


一樹「でわかったの?」


あかり「んー、わからない」


一樹「それよりなんで協力してくんないんだろ」


あかり「未来の一樹?」


一樹「そう」


あかり「一樹のことだからそれなりの理由があるんじゃない?」


一樹「普通に協力しろし」


あかり「どうするの?」


一樹「どうするもこうするも手掛かりがなさすぎる。知人に調べてもらったけど、半年後に地球にぶつかるような隕石はないって」


あかり「そっか」


一樹「予兆がないってどうゆうことなんだ?予兆がない??それに一個二個の話じゃないんだろ?」


あかり「宇宙人が落としたんじゃない?」


一樹「んー、あかりはそうゆうことを普通に言えるところがすごいよな」


あかり「だってそれならありそうじゃん」


一樹「宇宙人を仮説に加えていいのか?いいのか??その方向で進めていいのか???」


あかり「他に説明できないんでしょ?」


一樹「できない」


あかり「じゃあ宇宙人だ」


一樹「自分の口からあんまこうゆうこと言いたくないんだけど、それが真実なら宇宙戦争ってことになるぞ」


あかり「あっ、超能力者は?」


一樹「超能力者??超能力者???ダメだ。もう思考回路が停止した」


あかり「じゃあさジョージョの話しよ」


一樹「・・一旦ね、一旦休憩。どうぞ」


あかり「ジョージョも二週間後にいなくなるからさ、お別れパーティーしようかなって考えてるの」


一樹「一旦が、ものすごく格別な一旦だな」


あかり「お別れするならちゃんとお別れしたいじゃない?未来の一樹も今をしっかり生きてほしいって言ってたし」


一樹「まぁ、それはそれでいいよ。僕と違ってあかりにとっては特別なことだからな」


あかり「いろいろあったなぁ」


一樹「いろいろあったな」


あかり「ジョージョのお友達も呼んであげよ」


一樹「そうだな。あいつも喜ぶだろ」


あかり「どんなパーティーにしようかなぁ」


一樹「(あと半年で隕石落下か。マジでヤバイな)」

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