目撃者3

私は月の男。


月に住む唯一の人間である。


私は今なお月を人間が住めるように整備・開発しているわけだが、最近いつもと異なる光景を目にする。


宇宙空間の中でもやがかかったような箇所がある。


一瞬光ったりもするのだが、あれは何だろうか。


毎日一人でいるものだから頭がおかしくなってしまったのだろうか。


もしかしたら私に何か合図を送っているのかもしれない。


そしたら私も何か合図を送った方がよいのだろうか。


もし何か危険なものだったら、、


本部に報告した方がよいのだろうか。


しかし誰かに言ってしまったらもう二度と見ることが出来なくなってしまう気がしてならない。


誰かに言いたい。


"あれはなんだ??"




私は月の男。


あぁ、孤独だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る