第2回ペンギンお笑いライブ

僕はペンギンです。


Dr.モンクに造れらたペンギンです。


昨日はRe-8とRe-34の「第二回ペンギンお笑いライブ」に参加しました。


昨日は大変でした。


僕は今回彼らにお願いされてお客さんを誘導するお手伝いをしました。前回の反省点を生かしてのことだったようです。


お手伝いはうまくできたと思います。


彼らに気持ちよく"漫才"をしてほしかったのでがんばりました。


ふたりのライブは前回と同じように大盛り上がりでした。


今回はスクリーンを使って字幕が映るように工夫がされていました。仲間にプロジェクター機能を搭載している"ペンギン"がいるので彼がスクリーンに字幕を映していました。これで人間のお客さんに"漫才"の雰囲気だけではなく、その内容もしっかり伝わります。


さすがRe-8とRe-34です。


お笑いライブが終わって、僕は彼らにお礼を言われました。僕も彼らの役に立ててうれしかったです。


ふたりは今回披露した"漫才"の台本の一つをまた僕に見せてくれました。



「オレだよ」


A「はいどーもどーも、いやー、大盛況ですね~」

B「そうですね~」

A「最近はどうですか?仕事も増えてきて、プライベートも充実してきたんじゃないですか?」

B「まぁ、おかげさまで楽しませてもらってます」

A「僕も最近はありがいたいことに街を歩いてると声をかけられるんですよ」

B「あ~、ありますあります」

A「まぁ僕らはアイドルというわけではないのでないとは思うんですけど、この前なんか某有名アイドルグループの女の子がストーカー被害にあってますから、まぁないとは思うんですけど、少しはね僕らも気をつけなくてはいけませんよね」

B「いやいや、僕はもうストーカー被害にあってますよ」

A「え、本当ですか?」

B「本当ですよ。言いませんでしたっけ?」

A「いや、聞いてないですよ。そんな大事件聞いてたら忘れるわけないじゃないですか。え、最近ですか?」

B「最近というか、、まぁ、ほぼ毎日ですよ」

A「毎日!?警察に言いました?」

B「まだ言ってないですけど、行った方がいいですかね?」

A「そりゃそうですよ、毎日ストーカーにあってるんですよね?早く対策しないと。そのストーカーはどんな特徴なんですか?」

B「ん~、、」

A「ほら例えば身長とか」

B「あぁ、身長は君と同じくらいですよ」

A「メスですよね?結構身長高いですね」

B「いや、オスなんです」

A「オス?オスなんですか?」

B「オスですよ。僕結構そっちの方に昔からモテるんですよ」

A「は~、え、他に特徴は?」

B「ん~この前僕のところに来た時は、(Aのことを見ずに)[Aの特徴]で、あとは顔はそうだなぁ、顔はあんまり特徴はないかな」

A「それだと警察にもうまく伝わらないかもしれませんね」

B「あ、そうそう、顔は君に似てますよ」

A「僕に似てるんですか?・・・もしかしてそのストーカー昨日×〇駅の改札で見ました?」

B「あ~、いました、いました」

A「オレだよ!」

B「え?」

A「オレだよ!」

B「え?」

A「えじゃねぇよ、オレだよ!性別も身長もその他もろもろの特徴もオレだよ!改札でおまえと待ち合わせしてたんだろうが!おまえ普段オレのことストーカーだと思ってたのかよ!」

B「結構しつこいんですよ。長い時間ついてこられて。精神的にまいってます」

A「いや相方だよ!おまえの相方だよ!」

B「そいつよくスニッカーズを食べてて、あとはよく×〇ピアノ教室ってとこに通ってるんですよ」

A「そうそうって、オレだよ!そこオレの活動エリアだよ!ストーカーの情報が詳しすぎるだろうが!」

B「やっぱ警察に通報したほうがいいですかね?」

A「いやダメだよ!おまえの相方いなくなっちゃうよ!」

B「なんか君と話してて決心がつきました。今から勇気出して警察に行ってきます!」

Bは下手に捌ける

A「・・・(大きな声で)解散だよ!もう解散だよ!!」



僕はペンギンです。


僕はふたりが解散しないか心配になりました。

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