オレの名前はRe-21。

Dr.モンクに造られた"ペンギン"だ。

昨日は今日本で話題になっている「働き方改革」について勉強した。

昨日は大変だった。

Dr.モンクから与えられたオレの任務は"経済"についての調査だ。

今の日本では少子高齢化が進み、およそ100年後には今の人口の半分以下になると言われている。

町を歩いていると赤ん坊や子供の姿をよく見る。本当に少子高齢化なんだろうかと疑問を抱いてしまうが、主な調査地域となっているこの×○町は都会に近く、住宅地のため実感しづらいのかもしれない。都心から離れれば離れるほど顕著になっていくのだろう。

今やこの町ではダイバーシティ化が進み、オレたち"ペンギン"もその例外ではなくなった。そのおかげもあってオレはこの町のある企業で働くことができている。ダイバーシティ化が進んでいると言っても本当の意味で社内外で理解が進んでいるかと言われればそうとは言えない。オレたち、いや、まだ働いているのはオレだけだが、オレたち"ペンギン"に何ができるんだという考えを持っている人間も少なくはない。実際に働いてみてその実感は増している。だからと言って辞めるわけにもいかない。人間たちと同じように働いて得られる情報の価値は高い。それにすぐ辞めてしまうのはオレの性に合っていない。オレはこう見えて忍耐強い。日本の会社に打ってつけの人材だろ？

オレがこの会社で何をしているかは次回話そう。

政府が打ち出した「働き方改革」がこの日本をどう変えていくのか見物だ。

オレの名前はRe-21。

社内では"ペンギン"さんと呼ばれている。