第56話‐2

誘き出した 猫店長を、店長と猫に分離した女の子ガイバーン。だけど店長を依代にしていた、サキュパスが現れた。


ガラナは空かさず光の魔法攻撃すると、サキュパスは恐れて、メイド喫茶兼バーから外に、逃げて仕舞った。


其を追いかけるガラナと女の子ガイバーン。


「なんだ?あの人?コスプレ?」


「あのソシャゲキャラのコスプレだ!」


「飛んでるけど何かの撮影?」


「ねこ耳キャップのメイドの女の子と、なんかエロいうさ耳メイド女が追いかけてるぞ!」


飛んで逃げるサキュパスと、それを追いかけるソシャゲコスプレを、パンパンにしたのガラナと、デ〇子コスプレの女の子ガイバーンに、吉祥寺の街の人達が、騒ぎ始めている。


不味いな、目立っているぞ!


「ガイバーン!ドローンを出せるか?」


とガラナから代わると、女の子ガイバーンに聞いてみた。


「うむ!出せるぞ!勇太よ!」


「ドローンに追わせて、その隙に物陰に隠れて、バルキリースターに変身だ!」


「了解!」


女の子ガイバーンは、マテリアルチェンジでドローンを作成、そしてドローンにサキュパスを追わせた。


俺と女の子ガイバーンは、は物陰に隠れると


「マテリアルチェンジ!バルキリースター!」


「了解!偽装解除、コスチューム変換!」


その瞬間、あのソシャゲキャラのコスチュームから、バルキリースターのコスチューム変換した。そして女の子ガイバーンは、S社のバイクにマテリアルチェンジした。


「サキュパスは?」


「井の頭公園に向かっているぞ!勇太よ!」


「行くぞ!ガイバーン!」


「了解!」


俺はバイクのガイバーンに股がると、急いでサキュパスを追いかけた。


そして五日市街道に出てると


「あ!バルキリースターだ!」


と街の人達が騒ぎ始めているぞ!


「こらー!バルキリースター!また君かー!」


うわ!杉裏巡査だ!また怒ってる~!


「バルキリースターさん!今度シャメ撮らせてッス!」


太田巡査!


勘弁して・・・・


俺は構わず、井の頭公園へ急いだら、井の頭公園上空を飛ぶサキュパスを発見した。


「勇太!あたしに代わりな!」


とガラナに代わると、羽を出してバイクから飛び立ち、サキュパスを追うガラナ。


そして井の頭公園内上空で、サキュパスに追い付くとガラナが


「ちょっと待ちなさいよ!あんたはそっち系の奴かい?」


そっち系って?どっち系?


「はぁ?」


「あんたがあの店長を操って店の娘や、あたし等にセクハラしてたんじゃないのかい?」


「ああ。そっち系って、何故かそんなしちゃたわねぇ。何でだろうねぇ。てか、あんたもしつこいねぇ。其れに何だい?そのカッコウ?善い歳してヒーローゴッコかい?」


「うっさいわねぇ!此には深くもない訳が有るのさ!」


深く無いんかい!


「兎に角、この辺りで悪さ去れちゃ迷惑だからねぇ。其れにグランヴェルグの眷族じゃないなら、その義理もないしねぇ。始末させてもらうよ!」


ん!?なんかそれ系の人達の会話に成ってない?


っと言うか、サキュパスにセクハラさせてたのは、またリスミーさん粒子じゃ!?


まあ其だけじゃない気もするけど・・・・


「ふん!依代から来てくれるとは好都合だねぇ。」


「は?残念だねぇ。既に悪霊みたいな奴が憑いてるからねぇ。」


誰が悪霊だ!


其れに憑いてるって言うな!


「覚悟しな!光の聖霊よ。ライトニングアロー!」


とガラナは光の矢の魔法攻撃を始めた。


だけどサキュパスもスルリスルリと避ける。


「だったら、光の聖霊よ。ライトニングアロー!ストーム!」


あれはディーナさんが使っていた、全方位魔法!


無数の光の矢がサキュパスに次々と命中して行く。


サキュパスは弱っていき、井の頭公園内に墜落して行った。


ガラナも追うように井の頭公園内に着地した。


倒れ込むサキュパス。


「今よ!デカブツ!」


ガラナが呼ぶと、バイクのガイバーンが現れた。


「うむむむむ!パーティクルデコンポジション!」


とバイクのガイバーンが掛け声を挙げると、サキュパスは光と共に無数粒子に分解して、消えて行った。


「はぁ~、スッキリした。最近出番が少なくてもやもやしてたのよねぇ。さあ帰るわよ!デカブツ!」


「だから私はガイバーンだ!」


「はいはい。」


とガラナはバイク状態のガイバーンに股がると、メイド喫茶兼バーへと、帰って行った。


そして店内に入る前に、ガラナから代わって、コスチュームもあのソシャゲキャラのコスチュームに変換し、裏口から入ると


「サキュパスは?」


と待っていた、北条さんが話し掛けて来た。


俺は事の次第を、北条さんと紗理奈に話した。


すると北条さんは


「リスミーさん粒子?その百合化粒子って気になるわね。」


百合化粒子って!


「其れにそのリスミーさんという人に、一度会ってみたいわね。」


と興味津々の北条さん。


人じゃ無くて鬼族だけどね。


でもこの二人が会ったら、なんかどうでも良い事で盛り上りそうだな!


この人達は!


「其れにしてもその服気に入った?」


と北条さん!


「そんな訳有るかい!」


はぁ~またも北条さんに良いようにイジ(コスプレ)られた・・・・


と俺は力無く両手を着いた・・・・


「ちょっと勇太?店の裏口の床でOTZしてると邪魔だよ?」


と紗理奈


「なんか扱い酷くない!?」


と抗議すると


「そんな事より浅葱さんに伝えないと?」


と北条さん。


そんな事なんかい!


・・・・気を取り直して、浅葱さんに会うと、サキュパスを退治した事を告げた。


「そう、ありがとう!シフォンさん達!」


その後、店長は解雇去れ、その代わり浅葱さんが店長兼メイドに成ったそうな。


俺達は結局冬休みが終るまで、メイド喫茶兼バーで働いた。


と言うか、北条さんに付き合わされて仕舞ったんだけどね・・・・




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