第55話‐2

メイド喫茶兼バーのバイトに来て三日目、猫店長を誘き出すため、俺は店長の好きなソシャゲキャラのコスプレをして、一人更衣室で着替えようとした時、猫店長がセクハラして来た!


ふ、と床を見るとデブ猫がいた。


なんか顔がキモ!


その時、突然ガラナに代わると、またあのソシャゲキャラのコスプレ服がパンパンに成った。


ガラナに代わると身長が163センチ位から、180センチ位に伸びるし、見ためも17歳位から23歳位に成るし、そしてグラマーに成るからミニスカートが超ミニに、胸も大きく成るから胸もはみ出しそう。


「このクソねこー!風の聖霊よ!」


「あー!ちょっと動かないで!服が破ける!」


と魔法攻撃をしようとする、ガラナに言うと


「何よ?勇太?」


「服がパンパンだよ!其れにむ!・・・胸が出そう・・・・」


「ちょっと勇太?あんたもっと胸を大きく成りなさしなさいよ!」


「えー!だ!だってこの姿ってガラナの若い時の姿じゃないの~?」


あ!言っちゃった!


「勇太?ちょっと後で話があるから。」


ひ~!


ガラナとは二心同体だから逃げ場がない~!


とガラナとバカを言ってると、猫店長が飛び上がって、向かって来た!


これはガラナの胸にダイブする積りか~!


と言うかこっちに来るな~!


「ひ!」


と一瞬怯むガラナ、と思い気や、ガラナの右ストレートが猫店長の顔面に、クリティカルな一撃を与えたぁ。(語尾が日本昔ばなしの語り風で)


猫店長は更衣室の壁に激突、そのままずり落ち、グッタリする猫店長。


「い!今よ!デカブツ!」


と怯みながら女の子ガイバーンを呼ぶガラナ。


すると更衣室に入って来る女の子ガイバーン。


そして入る成り


「だから私はガイバーンだ!」


と何時もの様に、訂正を求める女の子ガイバーン。


「今はそう言うの良いから!」


と邪険にするガラナ!


「ぐぬぬぬぬ!い!致し方無い!パーティクルデコンポジション!」


と女の子ガイバーンの掛け声と共に、猫店長は光と共に粒子分解した。そして更に女の子ガイバーンが、粒子分解した猫店長を猫と店長を分離して、再構築した。


すると目の前に猫と50前後のおっさんが現れた。


このおっさんが店長か?


だけどもう一体、何か店長から現れた!


その騒ぎで駆けつけた来た、北条さんと紗理奈と浅葱さん。


「店長!」


とおっさんに向かって呼ぶ浅葱さん。


やっぱり店長だったのか。


その店長から頭から二つの角が生え、背中には黒いコウモリの様な羽、黒いレオタードの様な服にピンク色のタイツを穿いた女の人が現れた。


北条さんはその店長から現れた者を見ると


「サキュパス!捕まえて私のUMAコレクションにしなくては!家のねこちゃんとケンカしなければ良いけど。」


ねこちゃんってニーニャの事か?って何時の間にかコレクション入りしてるし!


と言うか捕まえてる場合じゃないから!


等と考えていると


「ワキワキしていないな!」


と女の子ガイバーン。


何の話をしてるんだよ!


其れにしても、帰りそびれたグランヴェルグの眷族か?


「あんたはグランヴェルグの眷族?」


と目の前のサキュパスに聞いてみた。


「誰だい?そいつは?折角良い依代だったのに、まあいいわ。其処のダークエルフを依代にするわ。」


俺とガラナが人間に偽装した、ダークエルフなのがバレていたのか!


そう言うと、サキュパスは俺とガラナに向かって来た!


だけどガラナは


「光の聖霊よ!ライトニングアロー!」


魔法の光の矢を放った!


するとサキュパスは外に逃げて仕舞った。


「え!?この方は!?」


と驚く浅葱さん。


「え~と霊祓士?」


と答える紗理奈。


「行くわよ!デカブツ!」


とガラナと女の子ガイバーンは追いかけた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る