第7・?話14
沖縄二日目の朝、ヴィラが突然俺と紗理奈と北条さんが泊まる、リゾートホテルにやって来た。
そして俺はコソコソ事情をヴィラに話すと、ヴィラを友達として紹介した。
「何だ~、友達だったのね~。」
と友達以上な関係じゃ無い事を知った、紗理奈が安心して笑顔で言った。
まあ普通に考えれば、俺とヴィラは女の子同士何だから、可笑しな事なんだけど。
と言っても俺の方は中身は男で、見た目は人間に偽装した、ダークエルフの女の子だから仕方ないけどねぇ。
「さあ勇太!海に遊びに行こう~!」
と突然ヴィラが俺の右腕を掴んで、外へ引っ張って行った。
「勇太じゃ無くてガラナだよ!誰かと間違えてるよ~!」
とヴィラに俺は訂正を求めるとヴィラは、舌を出して
「てへ!ゴメン~!」
と笑って誤魔化した!
その様子を見て紗理奈が
「あ!ちょっと!待ちなさ~い!」
と言って追いかけて来た!
其れを見たヴィラは走り出し、曲がり角で紗理奈が遣り過ごすと
「こっちに化け物が現れなかった?」
と息を切らせながら話し掛けて来た。
化け物って獣魔の事かな?
「其なら俺が倒したよ。」
と答えるとヴィラは安堵の表情を浮かべた。
「ゴメン、勇太。私嘘をついちゃたよ。」
そうヴィラが話すと、此までの事を話始めた。
ヴィラは獣魔を追ってあの円陣で、こっちの世界に来て仕舞った事や、何故か此方から向こう側に行けない事、そして1週間に一度現れる、獣魔を倒していた事と、昨夜に1体の獣魔を逃がした事を話してくれた。
多分俺達を巻き込みたく無かったんだろう。
「難儀だねぇ。」
とガラナが呟いた。
と云う事は!
「君はアルスナーダから来たエルフの戦士!?」
と言うとヴィラは首肯いた。
「そう言う君はアルスナーダから来た、ダークエルフだったんだね!」
とヴィラが返した。
そう言えば俺とヴィラは、お互いの事を詳しく話して無かったなぁ。
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