第7・?話12

ガラナは沖縄のホテルの前の海で、泳いでいると嵐に巻き込まれて仕舞い、急ぎ飛んで戻ろうとした。


だけど強風で戻れなく成り、ヨウ島の近くの島に降り立った。


そして力尽きて砂浜に倒れ込んで居ると、エルフの女の子が現れた。


そのエルフの女の子は、自分の住みかの洞窟へと、俺達を連れて来てくれた。


「ありがとう。俺は勇太、空渡勇太。それと」


「あたしはガラナ、ダークエルフのガラナさ。」


と自分の胸に指差すとガラナは言った。


「私は」


とブレスレットのガイバーンが言い掛けると。


「ブレスレットさん!?じゃなかった!ガイバーンさんだね!私はヴィラよろしくね!」


笑顔でエルフの女の子が言った。


「外は暑いのにこの中は涼しいわね。」


とガラナが言った。


「此処は私がこの世界に現れた場所だよ。」


とエルフの女の子は洞窟の奥を指差すと、そう言った。


「ん!?」


洞窟の奥を見ると微かに光る物が見える。


「あれは?」


俺はガラナがから代わると、奥のその光る物の所まで行った。


「此れは!」


「例の円陣と石だな勇太よ!」


「此れであたし等はアルスナーダに戻れるわね!」


と俺達が喜んでいると


「その転送盤は何故か使えないんだよ。」


とヴィラが残念そうに言った。


「でもいいんだ!此処が気に入ってるから!」


と続けて明るくヴィラが言った。


ふ、と気付くと外は静かに成っていた。嵐は収まったようだ。

そして外は暗くなっていた。


「それじゃヴィラ、ありがとう!君も一緒に行かないか?」


「私は良い、此処に居る。だって此処が気に入ってるから!それじゃ勇太!」


洞窟から出ると、俺は手を振るヴィラに向かって手を振りながら、飛び立った。


そして暗闇に紛れてホテルに戻り、そして部屋に帰ると


「遅い!もう~!」


と息なり顔を膨らませる紗理奈!


そして!


「デートは楽しかった?」


と北条さんが愉しそうに話し掛けて来た!


絶対からかってるでしょ!


「さあ、もう遅いから寝ましょうか?」


と北条さんが言うと、あのダブルベッドに北条さんが左側に、そして紗理奈が右側に恥ずかしそうに横たわった。


「何してるのベイフィールさん?早くこっちに来て。」


と北条さんが手招きをしてる!


「や!やっぱりソファーで!」


「別に女の子同士なんだから構わないでしょ?」


と北条さんに言われ、これ以上ゴネると不信に思われると感じた俺は、トボトボとベッドの方へ歩き出し


空いてる所はベッドの真中何だよなぁ~


と思いながらベッドに横たわった。


う~ん、落ち着かない!


しばらくすると


「ベイフィールさん?起きてる?」


と左側に寝ている北条さんが、コソコソ話し掛けて来た。


「え!?」


と北条さんの方に顔を向けると、北条さんが身体をこっちに向けて、顔を近付けて来た!


北条さんが近い!


そして!


「本当の所、貴女は」


と北条さん言い掛けた時!


「う~ん・・・・」


ガバ!


右側に寝ていた紗理奈が抱き付いて来た!


なんか紗理奈の胸が俺の胸!?じゃなかった!ガラナの胸と胸が当たってる!


此れはたまらない!


柔らかいし良い匂いがする!


「負けないんだから~・・・・」


となんだ~寝言か~。


寝ぼけて俺を抱き枕にしてるし!


と言うか、何と戦ってるんだよ!


と考えていると


パシャ!


と北条さんが何時の間にかスマホで写真を撮ってる!


「良いものが撮れたわ。長谷川さんに送らないと!」


其だけは止めて!


とバカを遣ってると


「キャー!」


外からか悲鳴が聞こえてきた!


「ちょっと行って来るわ!」


と俺はガバ!とベッドから起き上がると


「私も!」


と北条も起き上がり、一緒に行こうとした!


「ダメだ!北条さんは此処で待ってるんだ!」


俺は部屋を飛び出し、暗がりに紛れて窓から羽を出して、飛び出し着地した。


そして砂浜で獣魔に襲われそうな女の子を見付けると、物陰に隠れて


「現れろ!ガイバーン!」


ブレスレットのガイバーンに向かって叫んだ!


「了解!」


と応えるブレスレットのガイバーン!


すると上空に光りと共に無数の粒子が集り、構築、物質化してガイバーンがストライクフライヤー形体で現れた!


「あれは井の頭公園のダークエルフの戦闘機だ!」


と何処からか声が聞こえてきた!


俺は構わず


「マテリアルチェンジ!ダークエルフ!」


と俺は叫んだ!すると


「了解!偽装解除!コスチューム変換!」


とストライクフライヤー形体のガイバーンが応えた!


そして!


人間の耳のホログラムが解かれ、エルフの長い耳に、白目にエメラルドグリーンの瞳のホログラムが解かれ、黒目に金の瞳へ、そして金髪のホログラムが解かれ銀髪へ、更にタンクトップにショートパンツが粒子分解して、ガラナのビキニアーマーに再構築した!


「行くぞ!」


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