第33話‐2

エリちゃんを北条さんの家に連れて帰った翌日。


俺達は何時もの様にっと言っても一年後の未来からすると2日目だけど、北条さんと紗理奈で、L女学院に当校すると、正門の前に蓬田さんが待っていた。


「あ!北条さんと中山さん!其とシフォンさん!ちょっと話が有るんだけど!」


と蓬田さんが手を振って駆け寄って来た。


「どうしたの?急に?」


と、え!?とした顔で応える北条さん。


「あのバルキリースターお姉様の事なんだけど?」


と蓬田さん話すと、周りの女子生徒が”は!”とこっちを向いた!


すると何時も正門に居る教員に


「そんな所で話してないで早く校舎に入りなさい!」


と怒られて仕舞った。

俺達は


「は~い。」


と返事をした。

そして


「また後で!」


と蓬田さんは先に行った。

そして教室に入ると


「バルキリースター凄いね!」


「ユー〇ューブで見たけど、あれCGじゃないの?」


「直に見た人が違うって!」


「羽を出して飛んでたよね!」


「パンツ見えてたよね!」


「あんな格好で恥ずかしく無いかなぁ。」


「でも、ちょっと可愛くない?」


とか話し声が聞こえて来た。

一部の話にサクサク刺さりダメージを受けた!


「はう!」


「どうしたの空渡!?シフォンさん?ダメージを受けてるみたいだけど?」


と紗理奈が聞いてきた。


「色々な事を言われて、深刻な心的ダメージを受けて仕舞った・・・・。」


と俺は答えた。


「大げさねぇ、ちょっとパンツが見えただけで。大体貴方男でしょ?其に空渡!?シフォンさんの事じゃ無いんだから。」


と北条さんが冷静に言った。


其だけじゃ無いんだけど!

でもなんか昨日の朝と同じ様な

展開だなぁ・・・・


「確かに俺は男だけど、身体は女だし俺に代わるとスケールダウンはするけど、ダークエルフのガラナの身体だからね!」


と北条さんに返した。


「勇太、アンタなんか言い方が微妙に引っ掛かったわねぇ~。」


とガラナが我慢し切れないで、言って来たのかな。


ちょっと大丈夫かな?ガラナの声が聞こえる人、居なかったかな?


「どうやらギリギリアウトだった様だな、勇太よ。」


とブレスレットのガイバーンがコソコソ話して来た。


「そんな事気にする事無いよ!ガラナさんはどんな時もキレイ何だから。」


と空かさずフォローを入れる紗理奈さん。


ナイス!


「ありがとう!紗理奈ちゃん!」


と上機嫌のガラナさん。


ふぅ~。


「勇太よ。あの国恒例の早朝ミサイルが接近しているぞ。」


「何だって?」


唐突にブレスレットのガイバーンが話し掛けて来た!


「どうやらこの国の防衛システムに引っ掛った様だぞ。」


と更にブレスレットのガイバーンがコソコソ話して来た!


「ミサイル?」


となんか閃きました!という顔をする北条さん。


なんかまた可笑しな発言を思想な、嫌な予感がするぞ!

と思いつつ俺は


「念の為、ストライクランダーにマテリアルチェンジして迎撃の準備だ。ガイバーン。」


「しかし武器はどうするのだ、勇太よ。」


とブレスレットのガイバーンがコソコソ話した。


「あの宇宙戦艦の何だっけ?

あの~、溜めて撃つ奴?」


と北条さんが話しだした!

と言うか、何だよ!其の溜めて撃つ奴って!


「うむ!波〇砲か!流石だな!亜里査よ!」


とガイバーンが感心していた。

そんな謎の兵器はないぞ?


「超大型ミサイル接近!」


と北条さんが言い始めた。

超大型ミサイル?


「主砲発射準備!」


とガイバーンが応えた!?

主砲?


なんかまたこの人達、可笑しな事言い始めたぞ!


「また二人共~ふざけて~。

不謹慎だよ~。今度はあの宇宙戦艦?」


と紗理奈がクレームをつけた。


「あ・ん・た・た・ち!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


とガラナさん。


なんか怖いぞ!


ビクッ!となる北条さんとブレスレットのガイバーン。


ガイバーンのブレスレットに、バイブレーター機能なんか有ったっけ?


「き、今日は天気が悪いから明日にしましょうか?ガイバーンさん?」


とばつが悪そうな北条さん。

快晴だけど・・・・


「う、うむ!」


とガイバーン。


「こら~!お前等~!特にシフォン!教室に時計型携帯を持ち込んで話すな~!」


と教室に入って来た石神先生に怒られて仕舞った!


「え!?何で俺!?いえ!私!?」


と俺は聞くと


「だから、時計型携帯で知合いの?叔父さん?と話してるだろう?」


と石神先生が言った。


「時計型携帯?叔父さん?」


其の時、紗理奈がブレスレットのガイバーンに指差し教えて呉れた。


「あ!」


時計型携帯ってブレスレットのガイバーンの事か!其に叔父さんってガイバーンの事か!

そう言えばガイバーンめ!何時の間にか普通に北条さんと話してた!


「すみません・・・・。」


と俺は力無く謝った・・・

後でガイバーンにコッテリ文句言ってやる!


結局、ガイバーンを光学迷彩にしてストライクランダー形態で学校の中庭に配置した。

武装は対艦用光学兵器を流用した。


「狙い撃つぜ!」


とガイバーンが言うと


「ク〇ツ・ウ〇ーバーね?」


と北条さん。


「亜里査よ!そっちでは無いぞ!中の人は同じだが!」


とガイバーン。


「私とした事が失態だわ!」


と北条さんがダメージを受けていた。

また性懲りも無く、可笑しな話をして居るぞ!この人達は!


授業が終り、教室から出ると蓬田さんが出口で待っていた。


「北条さん!今朝の事なんだけど!」


と蓬田さんが話し掛けて来た。


「此処で話すと目立つから部室に行きましょう。」


と北条さんの提案で、俺達はオカルト研究部の部室で話す事にした。


「バルキリースターのお姉様に会わせて欲しいの!」


と蓬田さんが部室に入るなり、突然切り出した!


え!

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