第2話

「いったい今までどうしたんだよ。心配してたんだぞ。」


「ごめ~ん寝てた。」


「おいおい、寝てたって。」


「あらデカブツ、あんたも居たの。」


「デカブツ言うな。私の名はガイバーンだ!」


「あー、また始まった。」


ガイバーンはガラナの念波が聞こえるのだ


「あ、そうだ勇太、あんたあたしが寝てる間に、エロい事してなかったでしょうねぇ?」


「してないしてない。」


「何か服変わってるんだけど。

まあ、あたしゃ構わないけど。」


「構えよ!で、寝てたって冗談でしょ。」


「それが良く覚えて無いのよねぇ。」


「覚えて無いだと、大体お前は夜行性の様なもの出羽ないか。」


「うっさいわねえ。」


「まあとにかく辺りを詳しく探索しよう。」


俺達は辺りを詳しく探索する事にした。


「ガイバーンは工学迷彩で上空で待機してくれ。」


「一人で大丈夫か?」


「大丈夫、ガラナも居るし。」


「あたしを忘れてな~い?」


「フン!しっかり勇太をサポートしろよ!」


「あ~んたに言われなくても遣るわよ。」


「それじゃいくぞ。」


一旦、最初に人に出会した場所に行った。良く見ると、地面が石畳の道で出来ていて、右側には大きな池があった。その石畳の道を道なりに歩いて行くと、右側水面に鳥居と本堂が在った。更に先に行くと坂道が有りそれを登り切った所には一車線の道が在った。

車の音がうるさいし百年前位の車だな。ふと、振り返るとプレートが有り井の頭公園と書いてあった。


「勇太!何か来るわ!」


その時突然、公園内から女性の悲鳴が聞こえて来て


「勇太!女の子が獣魔に襲われているぞ!」


「何でこの世界に獣魔が居るんだ!」


「あたし達と同じ様に来たんじゃない?」


「直ぐに助けに行こう!」


俺ガラナとガイバーンは、女の子の所に即座に向かった。そこには向こうの世界に居た、あの忌ま忌ましい獣魔がいた。狼と熊の中間に背中にコウモリの様な羽が付いて二足で立っている。俺は獣魔と女の子の間に割って入た。


「気の力を集約!ハァァァァァァァァァァァ!!」


気を込めた拳で眉間、こめかみ、溝落ちと打撃を与えた。


グワァーーーーーーーーーーー!!


獣魔は倒れ崩れた。そしてガイバーンに


「今だ!粒子分解だ!」


「了解!」


倒れ伏せた獣魔が粒子分解して消えていった。


「大丈夫?ケガはない?」


「はい・・・大丈夫です・・・。」


彼女は怯えて体がすくんでいた。


「家は何処?」


「この近くの・・・アパートです。」


「アパートまで送るよ。それと今日見た事、俺!?

いや私がこの化け物を倒した事や、あそこに飛んでいる戦闘機の事は、言わないで貰えるかな?」


「あの・・・お喋りするひこーきさんですね?」


「娘さん、ひこーきさんではないぞ、ガイバーンだ。」


「デカブツよ~ん。」


「うるさいわ!」


「それじゃ・・・その代わりしばらく一緒に居てくれますか?」


彼女は少し心に余裕が出来たのか、悪戯な笑みを浮かべながら言った。


「え!?」


「どうしようガラナ?」と念波で言った


「良いんじゃな~い、序でに押し倒しちゃいなさいよ~。」


「アホか!」


「良い機会だ、彼女に色々聞いて見たらどうだ?」


「層だな、いいよしばらく一緒に居るよ。あ、俺いや私はガラナ・ベイフィール、君は?」


「私は中山紗理奈です。」


「私の事はガラナでいいよ。後、敬語もいいよ。」


「じゃあ私の事も紗理奈で。」


「よろしく紗理奈。」


俺達は紗理奈のアパートに行った。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る