僕ら
夕刻を告げる鐘の音
ひとり 待ちわびたり
鳴らないことを願った ふたり
そうやって
時間の緩急が揺らいでいたのは
君と僕が まだ、僕らだった頃
立ち止まって見上げた空へ
どんなにその名前を呼んでも
今は 淡々と
等間隔に置かれる明日だけが明日で
鐘の音を背に開いた 引き出しの中
最後の一枚には 笑顔の僕ら
破くことができたらと
知ってるから ただ、苦しいんだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます