第4話
「昨日の今日でもう決めたのね。結構、早かったねー」
俺は今、甘木先輩と対面している。
灰ヶ峰の見舞いへ行った翌日。俺は早速甘木先輩にコンタクトを取った。
「で、答えを聞かせてくれるかしら?」
先輩は問う。俺は言う。
「入ります。俺、〈大罪セブン〉に入る」
にやり、と。口角を上げて、さも嬉しそうに笑みを浮かべるのは甘木先輩だ。
「ありがとね。夜刀くん」
言って、彼女は歩き出す。俺も後を追う。そして、一つの扉の前へ辿り着く。
その扉の取っ手に手をかけて、先輩は言う。
「私は、私たち〈大罪セブン〉はあなたの加入を歓迎するわ」
そして、開けられる扉。
その先にはほかの〈大罪セブン〉のメンバーがいた。
俺――黒瀬夜刀は今、新たなステップを駆け上がる。
アバドンであり、サタンに憑かれている俺は、〈大罪セブン〉の一員として、疑問の答えを模索する。
奈落の底にいるものは 硯見詩紀 @suzumi_shiki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます