「濡れた音色」

煩先生

 

哀しい泥に

穢れた僕は

温厚な罪を

巧く演じた


歳月が囁き

赦された街

堕落に怯え

悪夢を焚く


淋しい雪に

紛れた君は

崇高な毒を

強く信じた


彗星が瞬き

殺された空

詩想に喩え

美神を惹く

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「濡れた音色」 煩先生 @wazurai

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