「被虐の恋文」
煩先生
剥いた林檎を
齧りもせずに
君はベッドで
完成している
弱音の絵具は
小壜に溜めて
僕が忌む神を
聖い色で視る
欠けた硝子を
想いもせずに
僕はカルマで
復讐している
名残の臓腑は
月下に秘めて
君が蒔く熱を
永い雨で知る
「被虐の恋文」 煩先生 @wazurai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます