「温い怠惰」

煩先生

 

麦酒の缶を

重ねた森で

僕は迷って

空白になる


悪い酩酊で

詩性を濁し

錠剤の嘘に

安心してる


煙草の灰を

信じた罪で

君は狂って

音韻になる


聖い絶望で

不幸を犯し

死神の声に

感銘してる

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「温い怠惰」 煩先生 @wazurai

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