世迷言〜第五〜
この世に
正しい事など無い
ただ
こうあって欲しいと
信じたいモノだけで
世界の一部分は
作られている
輝きも
暗闇も
ただ
こうあるべきという
思い込みで
描かれている
人の想いで
作られている
面倒臭い
世界
僕等の世界は
一番くだらない
エンターテイメント
そして
一番大切な
一つの物語
それが一色たんにされて
ごちゃ混ぜの
どうしようも無い空間
そこに
心も入っているんだから
混沌として当然
そんな空間で
自分ができることを
探して
死にかけたり
心を壊したりする
そんな
人間という生物が
たまらなく愛しい
たまらなく悲しい
選択の自由は時として
不自由になる
そして
削り取られたり
付け足したりされる
自分勝手に作り上げる世界
人によっては
その世界が具現化する
それを
成功と呼んで
讃える
そしてある時
手の平を返す
自分勝手な世界であることに
気づいたから
鼻につき始めたから
そんな事の繰り返し
だけど
みんな
やりたい事が有るなら
突き進め
と言う
あゝそうか
言う方も自分勝手なら
受け止める方も
自分勝手だからか
慣れって怖い
現状に慣れる
こうなる事は
見えなくなる事
怖い
だから真剣になれない
そんな時もある
考え過ぎたり
予想したり
安定と安全で
線を引いたり
何も無いことが
一番幸せかもしれない
虚しいけど
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