頑張ってる人を捕まえて
僕は素直でまっすぐな人間に何だか苛立っていた。
正直に言おう。うとましかった。
働きアリに見えた。いじればすぐひっくり返る。
何を頑張っているのかは事前に他の人から聞いていた。
それを調べて、何かはまってる事とかある?と聞く。
どんな風にやってる?え?そんな?
自分なんかもっとこうこうこういうやり方でやってるよ。
時に本当に自分の方がうまくできる。
僕はできる。
そして周囲を見渡すと誰も見ていない。
そのうち、
「夢を踏み台にする」
「人を食う」
と言われるようになった。それの最終形態が
犯人はサキュバス
だ。
気が付いたのは大分後だった。
ハンニバルでサキュバス
みたいな意味だったんだそうだ。
それを言いながら元友人は僕の耳を引っ張ってそのまま床に倒した。
椅子ごと頭を打ったが笑われ続けた。
ぼくはそれをいじめだと思っていた。
いじめには違わないと思うけど何かが違うなとは思った。
日本語が間違ってると思ったのは、実は僕をさげすんでわざとそうしたんだそうだ。
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