わんだふる・わんだらーず

観殿夏人

用語&キャラクター紹介

第二回コンテストの読者選考期間最終日(2017年2月9日)に急遽追加される運びとなりました作中用語の紹介コーナーです。

ぶっちゃけ規定の10万字に乗せるための文字数稼ぎですが大目に見てください。

無理矢理規定に乗せたところで、読者選考を突破する見込みは億に一つもありませんから。


ならば、なぜそんな無駄なことをするのか。

それは偏に、規定を満たした参加作品を一つでも増やしてコンテストに花を添えようというカクヨムへの愛情がなせる業なのです。


…嘘臭いですね。

まあ、変な設定や用語が比較的多い作品なので、読んでて「何これ?」となったときにでも参照して頂ければよろしいんじゃないでしょうか。


ていうか、用語の部分は本編執筆前に作った覚え書きからコピペしてきたので、作中では説明してない設定も混じってるような…


【用語】

・新世界セイロニアス

 龍神ヴォルザークの司る世界。

 地球世界の日本から魂の転生を受け入れたため、アーヴィエルとトルーファスの二つに分かたれる。

 ヴォルザークに仕える双子の従神、サクラとフブキがそれぞれを担当。

 サクラの管理下にあるアーヴィエルは、日本の影響を色濃く受けた突拍子もない世界となっている。


・源素(プリミオン)

 万物の根源とされるもの。

 物質的存在ではなく、ありとあらゆるものに変化する可能性を秘めている。


・洗礼

 龍神に帰依し、加護を得るための儀式。

 各種ステータス等が可視化されたインターフェイスを通じて世界と自己にアクセス可能になる。


 洗礼を施す導師は聖職者の役割。

 担当した導師と信徒は親子も同然の間柄と言われている。


・神徒(プレイヤー)

 神の啓示を受けた使徒。洗礼を受けた者の中から、世界に選ばれた者が覚醒する。

 啓示が下る時期やタイミングは人それぞれだが、加護の代償なので拒否することはできない。

 肉体は非物質化された源素体であり、基本的に不老不死。滅びなければ負傷なども完全に治癒する。


・魔物

 混沌から生まれる怪物。肉体の全てが源素で構成されている。

 源素が存在する場所であればどこにでも自然発生する。

 滅ぶと元の源素に還り、神徒はこれを吸収して糧とすることができる。

 人間の活動領域では、退魔結界によって発生・侵入が抑えられていることが多い。


・加護パラメータ

 ステータスの一種。

 肉体そのもののスペックではなく、神の加護による上昇分が数値化されている。

 と、言いつつ作中では具体的な数字はほとんど出てきてません。いらないよね?


 HP…ヒットポイント、耐久力

 MP…マジックポイントまたはマインドポイント、精神力

 膂力…力の強さ

 敏捷…スピード

 防御…物理ダメージに対する抵抗力

 魔力…魔法行使に係る処理能力と敵性魔法に対する抵抗力

 体力…スタミナ

 運…運の良さ


・魔導性アイテム

 構成材料や人為的な加工により魔力を帯びた品物。単にアイテムと呼ばれることが多い。

 装備または使用することによって、ステータスの上昇や特殊な作用などの効果を発現させる。

 魔力に還元してアイテムボックスに収納し、随時呼び出すことができる。


・レベル

 神の加護を得るための段階を示す指標。

 通常の人間は加齢に従って緩やかに成長し、大抵は壮年期ほどで頭打ちになる。

 源素を糧として摂取する神徒にはこの限界が存在せず、魔物などを倒すことで成長可能。


・クラス

 洗礼によって得る能力属性。称号や職業資格に近い。

 剣士、魔法使い、探索者など。

 クラスごとにステータス上昇の補正が働く。


 基本クラスの発展形として上位クラスがある。聖騎士、聖法師など。

 勇者など、特別な資質を持つものしかなれない特殊クラスも存在する。

 複数のクラスを同時に取得可能。

 個人の資質として向き・不向きの適性がある。


 各クラスの詳細は…今のところ省略で。


・スキル

 クラスに備わった固有の特殊能力。魔法使用や必殺技、物探しなど種類は色々。

 熟練度を上げると性能が向上したり、新たなスキルを獲得することがある。


 詳細については同上。


・クラスレベル

 クラスごとに設定された熟練度の段階。

 修練や実践の経験を積むことで上昇し、ステータス補正効果もレベルに従い向上する。

 新規のスキルや魔法の習得に関して、一定レベルへの到達が条件になっていることも多い。

 上位クラスの取得についても同様。


・第二魔導帯域(セカンダリ・チャネル)

 魔力によってアクセス可能な仮想情報空間。一般にセカンダリと略して呼ばれる。

 洗礼を受けると利用可能になるインターネット的なモノ。

 アクセス自体に微量のMP消費が伴うため、MPが低い場合は専用の起動アイテムを使う。

 名前からして、日本のインターネット文化の中でも一番影響を受けてはいけないところから強く影響を受けたと推測されている。

 傍証として、webサイトに相当するものを『スレッド』と呼称する文化を持つ。


・個人スレッド

 一人が一つずつセカンダリ上に持っている個人の情報が記録されたスレッド。

 ステータスなどはここで確認する。


・教会

 龍神とサクラを信奉する宗教組織にして、世界秩序の守護者。

 俗界を離れた神徒の最も有力な受け入れ先であり、その存在によって国家をも凌駕する力を持つ。

 神徒を主力としているが故に、絶対の政治的中立を保ちバランサーであり続けようとする。


・冒険者ギルド

 登録した冒険者を支援・監督する機関。

 建前上は独立しているが、実質的には教会の傘下で運営されている。

 各所からの依頼や独自に設定した案件を『クエスト』として発注し、成功報酬で懸賞金を出す。

 F~Sまで分けられた冒険者のランクによって受注できるクエストが制限される。

 教会の後ろ盾で収益を上げる必要がないため、低ランクのクエストは初心者育成の慈善事業に近い。


・転生

 死後の魂に新たな生を与える手続き。

 基本的に死者の信仰に基づいて行われるが、人口と宗教の多い地球世界は神にとって有数の激戦区。

 ヴォルザークは進出を阻まれていたが、信仰心が極端に薄れた90年代の日本にどうにか入り込む。

 既存の宗教を信仰せずファンタジー世界に没入する傾向を持つ人間の魂を主に掠め取っている。


・魂の審判

 死者の魂を転生させるために必要な手続き。

 穢れた魂は転生に適さないため、地獄へ送られて浄められる。

「穢れ」とは魂そのものの性質であり、生前の行いの善し悪しとは必ずしも一致しない。


・魔神

 ヴォルザークと対立する神々。

『夜叉神ハドラーク』を頂点に、『魍魎ヴァラサークル』、『道化師ロクサーヌ』などの八魔神将が従う。


・異端者(ヘレティック)

 ヴォルザークではなく、邪神を信奉して加護を得た者。

 普通の人間とほぼ変わらないが、死後にヴォルザークによる魂の審判を受けることがないとされている。

 そのせいか、悪行を働く者が多い傾向にある。


・魔族

 異端者の中で、魔神からの啓示を受けて神徒化したものを魔族と呼ぶ。

 多くの魔族を統べるものは魔王と称される。


【キャラクター】

 一部ネタバレ、及び作者の愚痴が混じってますが…

 特に断りのない場合、というか今のところ全員女性です。


・花坂シロ 初出:第0話

 主人公というかヒロインというか狂言回しというか。

 事故死した主人を地獄行きの運命から救うために犬耳少女へと転生した仔犬。

 一人称小説なので、作者の文体に引きずられて仔犬っぽさも少女らしさも全くない生真面目で堅苦しい性格としゃべり方になってしまいました。


・花坂桃 初出:第0話

 シロの飼い主、最愛の「ご主人」。女子中学生。

 もう一人の主人公、になるはずだった…

 新世界で行方不明になり、作中の出番も行方不明に。


・サクラ 初出:第1話

 神。無能で無責任。

 新世界の案内役だが、案内だけで出番がほぼ終わった。

 メタ的な意味でもいらない子。


・ピュオネティカ 初出:第3話

 勇者。

 作中での表記や呼称もほぼ「勇者」となっております。

 気づいたら実質ヒロインだった。


・トーマ 初出:第3話

 教会に仕える聖騎士。

 勇者の部下というか保護者というか。


・リリディア 初出:第4話

 教会の大司教。

 勇者の上司というか保護者というか。


・ミリス 初出:第7話

 冒険者ギルドの受付け嬢。


・アクリー 初出:第7話

 教会に仕える魔法使い。

 勇者をライバル視?


・キシャ 初出:第9話

 怪しい魔法商人。

「キシャ」は愛称。一部キャラは本名の「イクゼルテ」と呼んでます。


・ナガテ 初出:第14話

 教会に仕えるサムライ少女。

 トーマの同僚でアクリーの上司。


・ボズィマー 初出:第16話

 魔族。


・エージィ 初出:第26話

 魔族。


・ターツ 初出:第28話

 魔族。

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