験体―――について


 施設00556より完全不死化した験体を回収。


 既存の処理方法では死化できず、験体556として管理。


 脳破壊を試みた結果、再生したものの記憶の再構成ができないことが解明。


 よって外部から移植したメモリーによる洗脳を試みる。


 実験は成功。後藤 心と名づけ、DURLでの運用を開始する。


 後藤 心、死亡。再びメモリーを移植。伊藤 心と名づけ、運用。


 伊藤 心、死亡。メモリーを移植。遠藤 心と名づけ、運用。


 遠藤 心、死亡。メモリーを移植。近藤 心と名づけ、運用。


 近藤 心、死亡。メモリーを移植。工藤 心と名づけ、運用。


 …………

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