当たり前の座布団の下

僕等はいつも

何かを好きで

いなくてはならない



好き嫌いの感情を

切り離す事ができない

それが有るから

いがみ合うし

それが有るから

綺麗に存在できる



だけど

全てを好きになったり

嫌いになったりできない

真っ白になれない

真っ黒になれない

人殺しも聖人も

白と黒のマーブル色

比率の問題なだけで

人殺しも聖人も

同じモノが

好きだったり

嫌いだったりする




感情だけで

進んでいけない

面倒臭い社会的何かを

ぶち壊してしまいたい

不可能では無い

変革したいと

人は常に思っている

できなかった事が

できるようになる事

そんな

僕等にとっての

充分な変化が

積み重ね合って

社会が変わる




ならば

自分の思う

好きな世界に

好きになれる世界に

僕等は理想を

掲げなければならない

僕等の大切なモノとして

もう一度じゃなく

何度でも

掲げなければならない

今を生きる為に




嫌いなモノを

好きになる時は

劇的な要因が

必須になる

でも

その変化を

楽しめなければ

生きる楽しさを

損している

誰もが損はしたく無い

考え方で感じ方が変わるなら

心の有り様も変わる

心の有り様が変わるなら

行動が変わる

人は考え方から

変えなければならない

人は考える生物だから

それ以外に

人は生物としての

武器を持っていないのだから




真剣に

好き嫌いを

選別した事はあるか

人によっては

これの繰り返しで

大人という

訳のわからない存在になる

選別によって

価値観を変える

在り方を変える

変える必要の無いモノも

いつも変える

とどまる事を知らない

とは言うが

人によっては

決して進んでいるわけじゃない

進んでる風なだけで

同じ所を

グルグル回っている

悲しい涙は

流したくないけど

早く何かをしなければ

僕等は一生

このままだったりする




人を好きになる事は

素晴らしい

誰もがそう言うが

犯罪が絡むと

一変する

まるで汚いモノを見るかの様に

愛し方を思いつかなかった

悲しい人達に

ツバを吐きかけている

僕等の愛情は

受け取り手のモノなのか

受けとって貰えないモノは

ゴミ箱行きなのか

多分

違うと言いたい

その時まで好きで居た

自分自身を

その人を

ある意味

綺麗な存在として

見てあげなければならない

憎むべきは犯罪であって

その人の感情まで

犯罪にしてはいけない

罪を犯すか

犯さないか

それ以外は

僕等の普通と変わらない

間違ってしまった行動は

変えられないけど

好きになった感情まで

間違っているわけじゃない

誰かがそれを

言い切らなければならない




何かを好きで居る事は

辛い事もある

何かを嫌いで居る事も

同じ様に

辛く感じる事ができる

どっちにも相容れない

曖昧な感情が

一番罪なのかもしれない

僕等の見えない罪が

増えない事を祈りたい











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