手袋コンタクト
白いカップの縁に
飲んだ跡が残る
ここに居たことは
落としたピアス
片方無くても
使える
片方有っても
使える
長期滞在した
第二の故郷みたいに
安心して居た心持ちは
結局
プリンを
電子レンジへ入れた様に
どこかを間違えた
ドロドロになった
画期的な飲み物は
冷えてはベタベタになって
熱い湯でなければ
落とせない
良く来ていた黒猫は
昨日から来なくなった
あの鳴き声に
どれだけ救われたのだろう
撫でまわし過ぎたかな
嫌だったのだろう
それで
多分
二度と来ないんだ
時間の解決は
天秤に乗せた善悪と同じ
どちらかだけ消える事は無い
どちらも消える
だから
あの雷鳴轟く日に
あんなに
あんなに
泣いたのでしょう
悲しくも無く
泣いたのでしょう
大切な1日として
曖昧に綺麗になって
覚えているのでしょう
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