希望の光は霧の中、闇の中……

希望の光が見えなくなる時がある。


ただ、やみくもに進んでいる時がある。

いやそれは、進んでいるのか、後退しているのかもわからない。


そこは霧の中なのか、はたまた闇の中なのか。


まわりが見えないのだ。


それでも進まないと、どこにもたどり着けない。

ここがどこなのかも、わからないのだから。


時に石につまずき、時に沼に足をすくわれる。

進むことさえ嫌になるだろう。


でも進み続けていれば、いつか霧が晴れる。闇が明ける。


そして目の前に、希望の光が差し込んでくるのが見えるだろう。

私たちは、どんなに辛い日々も、この希望の光が見えることを祈りながら進んでいる。


それが明日なのか、一年後なのかわからない。

でもいつか訪れると信じているから、辛い日々も乗り越えられる。


世の中から希望がなくなったら、私たちは一歩も進めなくなることだろう。


つまりそれは死を意味する。

命はあっても、生気がないのなら死んだも同然。


だから希望の光を信じ続ける。

希望の光は、きっともうすぐ見えるはずだから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る