マイちゃんとボクその4

『やっほー、お二人さん♪』

と新聞部のマインちゃんがやってきた




『うん、どうかしたの?』

『あなたじゃなくて、そこに寝てる人に用事があるの』

と、マイちゃんを見やる




『残念、寝たばかりだから、しばらく起きないよ』

『ちぇ、紀乃キノちゃんの件で…』

と、口をとがらせながら言おうとしたら




ビュン!

『きゃあ!』




マイちゃんの、裁縫用の裁ちばさみが、マインちゃんの猫耳の先をギリギリ通過した

マインちゃんが、ビックリしてしまったのを見て、ボクも苦笑いしてしまった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る