第8話正体の露見2

「なにをいっているの」

とぼけようとするが

「遺伝子を調べたんだ間違いない」

激しく動こうとする少女だがまだ体に痛みが走り

「安心しろ、誰にも言うつもりはない」

医者が言い

「君はただの宇宙の漂流者だ、ゆっくり養生するといい」

そう言って部屋を出て行く


「大丈夫かい?まだ無理して動かない方がいい」

少年が心配そうに見ている

「私が怖くないのか?」

「どうして?」

少年が心底不思議そうな目をした

「そなたかわっておるな」

「よく人に言われるよ」

少年はそう言って微笑んだ

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