第7話正体の露見
気づいたとき、彼女は船の中で寝かされていた
「助けられたのは君ひとりだけだったんだ」
少年が覗き込んでいた
少女ははっとしたような表情をし
「そうであるか」
とぽつりと呟いた
美しい
少年は痺れるような心地で少女を見つめていた
「もう大丈夫だ」
少年とは別の声が起こった
視線をそちらに向ける
見るからに医者だった
「起きてもよいよ。処置はすべて終わっている」
医者がいった
「よかったね。もう助からないかと思ったのに」
少年が立ち上がる
そして少女に手を差し伸べた
少女はその手をとると、ゆっくりと起き上がる
「君、超人類だろ」
医者の発言にその場の空気が凍りついた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます